防災
津波防災関心国の国連常駐代表との意見交換
平成28年4月15日
平成28年3月28日から29日まで,二階俊博自民党総務会長をはじめ有志国会議員らが,国連本部(ニューヨーク)を訪問し,津波防災関心国の国連常駐代表らとの会合等に出席したところ,概要は以下のとおりです。今次会合は,昨年12月に国連総会において,我が国はじめ142か国の共同提案により満場一致で採択された「世界津波の日」の決議に尽力した各国の国連常駐代表らへの謝意表明と今後の取組についての意見交換を行うことを目的に開催され,リュッケトフト国連総会議長をはじめ,タイやチリなどの18カ国の約100名の国連常駐代表等が参加しました。
1 津波防災関心国の国連常駐代表との意見交換会(29日午前)

二階俊博自民党総務会長より,「世界津波の日」の制定に尽力した国連常駐代表等に謝意を述べるとともに,東日本大震災から学ぶべき教訓や我が国における国土強靱化の取組を紹介するとともに,今後,津波による被害から一人でも多くの尊い命を守るため啓発活動等に取り組むこととし,特に,今秋の「世界津波の日」にあわせて,世界各国の青少年が参加する「高校生サミット」を日本で開催することを提案し,各国代表から多くの賛同を得ました。

また,その後,本件制定に尽力した国連常駐代表や国際機関職員などを招待し,東日本大震災の教訓や復興に向けた取組について発信するとともに,津波の脅威や対策について普及啓発等を行うレセプションが開催され,エリアソン副事務総長をはじめ,約150名(67か国)が参加しました。
2 二階自民党総務会長とエリアソン国連副事務総長との会談(28日午後)

二階俊博自民党総務会長とエリアソン国連副事務総長が会談し,災害による人的な被害軽減のため,「世界津波の日」をはじめ防災対策や水の問題について,日本と国連との間で連携を強化する必要性を確認しました。