国際保健
赤堀地球規模課題審議官とミュッシェル欧州保健緊急事態準備・対応総局(DG HERA)総局長代行との意見交換
令和6年2月27日

2月27日、赤堀毅地球規模課題審議官は、来日したロラン・ミュッシェル欧州保健緊急事態準備・対応総局(DG HERA)総局長代行(Mr. Laurent MUSCHEL, Acting Director-General of the Health Emergency Preparedness and Response Authority, European Commission)と国際保健政策について意見交換を実施しました。
- 冒頭、赤堀地球規模課題審議官から、昨年のG7におけるEUの協力に感謝の意を伝えるとともに、日本の国際保健外交における3つの柱となる、公衆衛生危機対応のためのグローバルヘルス・アーキテクチャー(GHA)、ユニバーサル・ヘルス・カバレッジ(UHC)、ヘルス・イノベーション(R&D)の促進の重要性を強調しました。また、世界的な健康上の脅威として認識が高まっている薬剤耐性(AMR)をはじめとする、グローバルな課題解決に向けたEUとの協力への期待を述べました。
- ミュッシェル欧州保健緊急事態準備・対応総局(DG HERA)総局長代行からは、グローバル抗菌薬研究開発パートナーシップ(GARDP)などを通じたプッシュ型・プル型インセンティブの支援やアフリカにおけるワクチン開発や製造能力強化の取組について紹介があったほか、日本医療研究開発機構(AMED)の先進的研究開発戦略センター(SCARDA)や、EUのホライズン・ヨーロッパなどの枠組みでの研究開発協力に期待が寄せられました。
- 双方は5月のWHO総会、9月の国連総会、11月にサウジアラビアが開催予定のAMR閣僚会合に向けて、協力していくことを確認しました。