国際保健
赤堀地球規模審議官とモハメド・ジブチ保健省次官との意見交換
令和6年1月19日

1月19日、午後1時半から約90分、赤堀毅地球規模課題審議官は、武井貞治厚生労働省国際参与と共に、モハメド・ジブチ保健省次官(Mr. Mohamed Ali Mohamed, Secretary General, MoH)と国際保健政策について意見交換を実施しました。
- 冒頭、赤堀地球規模課題審議官から、日本はユニバーサル・ヘルス・カバレッジ(UHC)の推進を重視しており、パンデミック条約交渉の中でもUHCとの関連性を意識し、ジブチを含む途上国での保健課題の解決を特に重視しつつ、国際保健の取組を進めている旨発言しました。
- モハメド・ジブチ保健省次官から、UHCは大変重要な課題であり、ジブチとしても全ての国民に医療を提供できるよう取組を進めているところ、課題としては、周辺国からの難民への対応や、定職に就くことができず戸籍管理が難しい貧困層への医療サービスの提供等が挙げられる旨発言がありました。
- その他、両者は、ジブチにおける医療体制、UHC達成に向けた両国の協力、地域機関や国際機関を通じた協力のあり方等について有意義な議論を行いました。なお、同次官は訪日中、日本の国際保健の戦略や取組に関するブリーフィングを受け、国立国際医療研究センターの視察等を行いました。
- [参考1]ユニバーサル・ヘルス・カバレッジ(UHC)
全ての人々が基礎的な保健医療サービスを、必要なときに負担可能な費用で享受できること。 - [参考2]ジブチ共和国に対する医療機材整備のための支援(無償資金協力「ジブチ市三次医療病院における医療機材整備計画」)に関する書簡の交換