国際保健

令和2年12月16日

 12月15日(現地時間14日)、ニューヨークにおいて、我が国及びチリが共同ファシリテーターとして国連総会本会議に提出した「健康な高齢化の10年(United Nations Decade of Healthy Ageing 2021-2030)」決議案別ウィンドウで開くが、77か国の共同提案国を得て、コンセンサスにより採択されました。

  1. 本決議は、世界的な人口高齢化が加速する中で、新型コロナウイルス感染症を含む高齢者に対する様々なリスクに対し、高齢者が身体的・精神的健康を享受する権利を守るために、国連システム、政府、市民社会及び民間セクターが一体となって取り組むことを促進するものです。
  2. 我が国は、世界保健総会(World Health Assembly)、G7やG20を含む国際的な場を通じて、健康な高齢化の議題を推進してきました。高齢者人口の割合が最も高い日本は、高齢化に関する課題、機会、実践及び教訓に係る豊富な知見と、ユニバーサル・ヘルス・カバレッジ(UHC)を達成した歴史を有しており、それらを各国に共有してきました。
  3. 我が国は、持続可能な開発目標(SDGs)や人間の安全保障の概念のもと、「健康な高齢化の10年」に沿って健康な高齢化を促進するため、引き続き他の国や国連システムを含む関連組織と協力していきます

 [参考1]健康な高齢化の10年(Decade of Healthy Ageing 2021-2030
 世界的に人口高齢化が加速する中、人々と家族、そして地域社会が健康的に歳を重ねるために、10年をかけて、政府、市民社会、国際機関、専門家、アカデミア、報道機関、民間セクター等の協調行動を促すもの。


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