地球環境
ムソンダ・ムンバ・ラムサール条約事務局長と赤堀地球規模課題審議官との意見交換
令和6年5月21日

5月17日、午後4時から約30分間、赤堀毅地球規模課題審議官は、来日中のムソンダ・ムンバ・ラムサール条約事務局長(Musonda Mumba, Secretary General of the Convention on Wetlands)との間で意見交換を行ったところ、概要は以下のとおりです。
- 冒頭、赤堀地球規模課題審議官から、湿地の保護は、生物多様性保全や、気候変動対策の観点で非常に重要であり、ラムサール条約が提唱する、湿地の賢明な利用の促進は、農業、水、土地劣化等と不可分の関係がある、我が国が提唱してきた人間の安全保障は中核的なアプローチであり、多くの課題への達成につながる旨を述べました。
- これに対し、ムンバ事務局長から、湿地の保全は生物多様性の損失、気候変動、エネルギー、人権問題とも関連があり、条約のビジビリティを高めつつ、他の条約事務局とも協力しながら締約国を支援していきたい旨を述べました。
- 両者は、2025年7月にジンバブエで開催されるラムサール条約第15回締約国会議(COP15)に向けた準備状況や、水関連の国際会議の動向などについても意見交換を行いました。