地球環境
バーゼル・ロッテルダム・ストックホルム三条約 合同締約国会議(2023年開催)
令和5年9月8日
- 2023年5月1日~同年5月12日(現地時間)の日程で、化学物質・廃棄物関連3条約の締約国会議である、残留性有機汚染物質に関するストックホルム条約(ストックホルム条約)第11回締約国会議、有害廃棄物の国境を越える移動及びその処分の規制に関するバーゼル条約(バーゼル条約)第16回締約国会議及び国際貿易の対象となる特定の有害な化学物質及び駆除剤についての事前のかつ情報に基づく同意の手続に関するロッテルダム条約(ロッテルダム条約)第11回締約国会議が合同開催され、我が国からは外務省、経産省及び環境省の担当官が出席しました。
- 期間中、条約ごとに技術的な議題、運用上の課題などについて議論が行われたほか、3条約で共通する技術協力や条約間の連携の強化による効率的な対策の実施についての議論が行われました。
- ストックホルム条約については、「デクロランプラス」、「UV-328」及び「メトキシクロル」の条約附属書Aへの追加が採択されました。
バーゼル条約については、POPs廃棄物、電気・電子機器廃棄物(e-waste)、プラスチック廃棄物に関する各技術ガイドラインの採択、輸出相手国への事前通告・輸入国における同意回答手続(PIC手続)の改善に係る議論等が行われました。
ロッテルダム条約については、輸出手続が必要となる対象物質に新たに「テルブホス」が追加されました。