地球環境
「名古屋議定書」の受諾書の寄託
平成29年5月24日

- 5月22日(月曜日),我が国は国際連合本部(ニューヨーク)において,名古屋議定書(正式名:生物の多様性に関する条約の遺伝資源の取得の機会及びその利用から生ずる利益の公正かつ衡平な配分に関する名古屋議定書)の受諾書を国際連合事務総長に寄託しました。
- この議定書は,遺伝資源の利用から生ずる利益が公正かつ衡平に配分され,これによって生物の多様性の保全及びその構成要素の持続可能な利用に貢献することを目的とするものです。
- 我が国は,本議定書が採択された際の議長国として,本議定書の策定に至る議論に積極的に貢献してきました。今後も,国際社会における遺伝資源の取得及び利用の円滑化並びに生物の多様性の保全及びその構成要素の持続可能な利用を推進していきます。
【参考】生物の多様性に関する条約の遺伝資源の取得の機会及びその利用から生ずる利益の公正かつ衡平な配分に関する名古屋議定書
- 平成22年10月29日,愛知県名古屋市において開催され,我が国が議長をつとめた生物多様性条約第10回締約国会議において採択された。平成26年10月12日に発効。平成29年5月22日時点で我が国を含め98か国及びEUが締結。
- 平成29年5月10日,本議定書について我が国国会の承認を得た。