地球環境
国連環境計画国際環境技術センター(UNEP-IETC)主催30周年記念イベント
「ごみゼロへの挑戦 -次の30年に向けたサステナビリティアクション-」における武井外務副大臣のビデオ・メッセージの発出



10月3日15時から、国連環境計画国際環境技術センター(UNEP-IETC: United Nations Environment Programme (UNEP) International Environmental Technology Centre (IETC))の大阪市設立30周年記念イベント「ごみゼロへの挑戦 -次の30年に向けたサステナビリティアクション-」が大阪市にてオンラインと対面のハイブリッド方式で開催され、武井俊輔外務副大臣からビデオ・メッセージを発出しました。
武井副大臣は、IETCがこれまで廃棄物管理を専門として途上国への技術移転の促進等を行い、課題解決に貢献してきたことを強調し、日本政府として、プラスチック汚染を終焉させるとの世界の決意と共に、今後の条約交渉においてIETCが廃棄物管理分野で培ってきた知見や技術が交渉にも活かされるよう、IETCの貢献を我が国もホスト国として強く期待している旨述べました。
同イベントには、書道家の岡西佑奈氏によるパフォーマンスが行われた後、アンダーセンUNEP事務局長が、IETCが廃棄物管理に関する世界の当局として発展してきたことを踏まえ、プラスチック汚染に関する条約の交渉及び実施においてもIETCの知見が重要であることを述べ、松井大阪市長より同市による「大阪ブルー・オーシャン・ビジョン」実行計画を紹介し、世界全体で協調した取組を行うにあたってIETCに期待を寄せました。
また、パネルディスカッションにおいて古坂大魔王氏、企業家や廃棄物処理の専門家等によるごみゼロに向けた具体的な方策や課題に関する意見交換がなされました。
[参考]国連環境計画国際環境技術センター(UNEP-IETC) 1992年に大阪市に設立。廃棄物管理に特化した唯一の国際機関として、途上国等に対する、廃棄物管理分野の環境上適正な技術の移転を促進することを目的として活動を実施。途上国での廃棄物の実態調査に取り組み、各国の実情に合った政策の策定を支援し、必要な技術移転を推進してきました。のべ約150か国でのこうした支援の経験も踏まえ、IETCは世界全体の廃棄物管理の現状を取りまとめた「廃棄物管理概況」を作成し、各国での更なる廃棄物管理の改善にも貢献。
[参考]武井副大臣のビデオ・メッセージ(英文(PDF)/和文(PDF)
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[参考]「UNEP-IETC 設立30周年記念イベント ごみゼロへの挑戦 -次の30年に向けたサステナビリティアクション-」