防災
アジア太平洋地域における「世界津波の日」の普及啓発
平成28年5月24日


5月18日,国連アジア太平洋経済社会委員会(ESCAP)総会の機会を捉え,バンコク国連会議場において,日本とESCAPの共催で「世界津波の日」のサイドイベントが開催された。
アジア太平洋地域は,インドネシアのスマトラ沖地震による津波被害をはじめ,津波のよる被害が最も多い地域の一つであり,関係閣僚や政府代表,国連常駐代表らをはじめ,約160名が参加し,津波による被害から尊い命を守るための方策について議論が行われた。
我が国からは,濵地外務大臣政務官より,熊本地震における各国からの支援等への御礼や我が国の国際防災協力についてのイニシアティブを紹介しつつ,開会挨拶を行った。
また,セネヴィラトナ・スリランカ科学技術担当国務大臣の基調講演に続き,福井照衆議院議員から,実際の津波の映像を流しつつ,「世界津波の日」制定の主旨や本年11月に開催予定の「世界津波の日 高校生サミット」の取組を紹介しつつ,基調講演を行った。
その後,科学技術・イノベーション等の観点から,国連国際防災戦略事務局(UNISDR)や国際津波情報センター,インドネシア気象気候地球物理庁が参加し,アジア太平洋地域における津波の早期警報体制や各機関における先進的な取組等について,パネルディスカッションが行われた。