気候変動
国連総会議長主催気候変動に関するハイレベル会合
平成27年7月21日
6月29日,米国ニューヨークの国連本部において,サム・カハンバ・クテサ第69回国連総会議長主催の気候変動に関するハイレベル会合が開催されたところ,会合の概要は以下の通りです。
1 出席者
潘基文国連事務総長,トン・キリバス大統領,プルガル・ビダル・ペルー環境大臣,ファビウス仏外務・国際開発大臣他,各国の閣僚,気候変動交渉関係者,国連代表部関係者等が出席,日本側からは,尾池地球規模課題審議官他が出席。
2 概要
(1)冒頭,クテサ国連総会議長は,国際社会が気候変動を喫緊の課題と認識し,一致して具体的な行動を起こしていくべきであると述べたほか,潘基文国連事務総長が,気候変動交渉をより速やかに進めるために各国ハイレベルの一層の関与を求めました。
(2)その後,トン・キリバス大統領,プルガル・ビダル・ペルー環境大臣,ファビウス仏外務・国際開発大臣等の発言の後,シュタイナー国連環境計画(UNEP)事務局長,カルデロン前メキシコ大統領,カイト世銀副総裁の3人がそれぞれモデレーターをつとめるパネルディスカッションが行われました。
(3)我が国は,カイト世銀副総裁がモデレーターをつとめる,「野心的な緩和,適応と実施手段のためのステークホルダーの動員」のセッションにおいて,我が国が取り組んでいる途上国支援や環境技術に関する取組を紹介。特に,緑の気候基金(GCF)については,後発開発途上国(LDC),小島嶼国(SIDS)及びアフリカ諸国といった気候変動に脆弱な国への支援を速やかに実施していくことが重要である旨,述べました。