気候変動

平成28年10月7日
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 平成28年10月6日(木曜日),小田原外務大臣政務官は東京で開催された第3回Innovation for Cool Earth Forum(ICEF)に出席しました。閉会式の挨拶では,小田原外務大臣政務官から,気候変動対策におけるイノベーションの重要性及び官民連携の重要性について力強いメッセージを発信しました。

(参考)ICEFとは
地球温暖化問題の解決のためイノベーションの促進と普及の加速を諮るプラットフォームとして,世界の産学官トップが集い,議論する会合。10月5-6日に開催された第3回会合では,世界約80か国から約1000人以上が参加した。経済産業省・NEDO(国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構)主催,外務省・環境省共催。詳しくは,ICEFのホームページ別ウィンドウで開く参照。

小田原外務大臣政務官の閉会の挨拶

 ICEFにおいて,活発な議論が行われ,成功裏に開催されたことを,心からお祝い申し上げます。

 今年のICEFは,パリ協定の発効が確実となった段階での時宜を得た開催となりました。我が国としても,準備・調整が整い次第,同協定を今国会に提出し,一日も早い締結に向け全力を尽くします。

 イノベーションは,気候変動対策と経済成長を両立させる鍵であり,世界レベルでの抜本的な排出削減の実現のために重要です。日本は,イノベーションを地球温暖化外交戦略であるACE及びACE2.0の柱として位置づけ,「技術で世界に貢献していく,攻めの地球温暖化外交」を進めています。

 また,低炭素技術の普及には官民で連携しつつ,世界への展開を進めて行くことが重要です。外務省としても,日本企業の海外進出支援やODAにおけるインフラ輸出などを通じて,積極的に技術の海外普及を後押ししていきます。

 今回得られた官民のネットワークを通じ,さらに気候変動対策に向けたイノベーションが活発になることをお祈り申し上げ,御挨拶とさせていただきます。


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