気候変動

平成30年4月11日
(写真1)10日,堀井巌外務大臣政務官は国際シンポジウム「RI Asia Japan 2018」のレセプションに出席し,河野外務大臣のメッセージを代読しました。
(写真2)「RI Asia Japan」は,社会的責任投資に関する世界最大級の国際会議です。

 4月10日,堀井巌外務大臣政務官は東京証券取引所で開催されたResponsible Investor主催の国際シンポジウム「RI Asia Japan 2018」のレセプションに出席し,河野外務大臣のメッセージを代読しました。このシンポジウムは,米国,欧州及びアジアで毎年開催されている社会的責任投資に関する世界最大級の国際会議で,東京での開催は今年で5回目になります。堀井巌政務官が紹介した,河野外務大臣からのメッセージは以下の通りです。

 このたびは,国際シンポジウム「RI Asia Japan 2018」の開催,誠におめでとうございます。日本において,このようなESG投資に関する会議が大々的に開催されることは,持続可能な開発目標(SDGs)や気候変動問題を外交政策の中心の一つとして重視する我が国にとって大変喜ばしいことです。

 世界の政策及びビジネス関係者の間では,持続可能な開発目標(SDGs)に取り組む企業がより競争で優位に立ち,投資を呼び込み,雇用を促進し,消費者にも支持されるとの認識が強まり,持続可能な経済成長が経営判断の上で必須の要素であるとの考えが共有されています。ESG投資は,このようなSDGsへの取り組みにおいて重要な役割を果たすものです。我が国の経済界においても,GPIFがESG投資への取組を推進しているほか,経団連によるSDGsの達成を柱とした企業行動憲章の改定,日本証券業協会によるSDGs懇談会の設置等,SDGsを新たなビジネスチャンスと捉える動きが活発化しています。

 SDGsの実現は,日本及び世界の経済・社会課題の解決のために不可欠な要素であり,重要な外交課題です。私も外交当局の責任者として,日本がこの分野でリーダーシップを発揮できるように力を尽くして参ります。

 今回のシンポジウムにて皆様が活発なご議論を展開され,国内外において,ESG投資が今後ますます拡大していく機会となることを祈念し,ご挨拶とさせて頂きます。


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