
玄葉外務大臣のEastWest Institute主催夕食会への出席
(「EWI国際平和構築賞」の授与)
平成24年9月27日
9月27日(木曜日)20時から約2時間(現地時間),国連総会出席のためニューヨークを訪問中の玄葉光一郎外務大臣は,米国のシンクタンクEastWest Institute(EWI)主催の夕食会に出席し,EWI国際平和構築賞を授与されたところ,概要以下のとおりです。
1.我が国の長年のアフガニスタン支援の功績を顕彰するため,玄葉大臣は,EWIより,EWI国際平和構築賞を授与されました。これに対し,玄葉大臣は,受賞挨拶において,要旨以下のとおり述べました。
- (1)我が国は平和構築分野で主体的な取組を進めてきており,アフガニスタン支援はその象徴ともなっている。我が国は,これまで,アフガニスタンの復興のため,総額約40億ドルに上る支援を実施してきており,治安情勢が不透明な中,JICAやNGOを含む援助関係者が現地で積極的な活動を行っている。
- (2)我が国は,アフガニスタンの開発分野及び治安維持能力の向上を支援するため,2012年より概ね5年間で最大約30億ドル規模の支援を着実に実施する。その際,(1)2014年の大統領選挙を民主的かつ公正に実施し,2015年以降のアフガニスタンの安定と繁栄の基礎を築くこと,(2)持続的な開発を実現すべく,国際社会の支援を有効に活用し,国家優先プログラム(NPP)の早期完成を含む具体的取組を行うこと,(3)アフガニスタン政府が将来の国家像を明確に示し,反政府武装勢力との和解を着実に進めることが重要である。
- (3)アフガニスタンがかつての栄華と安定,繁栄を取り戻せるよう,今後も日本ならではの分野で積極的な役割を果たす考え。また,国際社会の平和と安定に向け,今後とも平和構築の取組に最大限貢献していく考え。
2.この他,玄葉大臣は,同席したアブダッラー・アラブ首長国連邦外務大臣,ラスール・アフガニスタン外務大臣等との間で意見交換を行いました。
3.なお,玄葉大臣に加え,EWIからは,アフガニスタン及びパキスタンの女性議員に対して「Values Based Leadership Award」が授与されました。