国連

野田総理大臣と潘基文国連事務総長の会談(概要)

平成23年9月21日

  • (写真)潘基文国連事務総長と握手する野田総理大臣
    (写真提供:内閣広報室)

 本21日(水曜日)午後5時35分から約30分間,野田佳彦総理大臣は,潘基文(パン・ギムン)国連事務総長と会談したところ,概要は以下のとおりです。

  1. 冒頭,潘事務総長より,国連への訪問を歓迎するとともに,先般の福島訪問の印象を述べました。
  2. 野田総理より,先般電話にて祝辞を頂き感謝,日本にとっての最大の課題は震災からの復興,特に重要と考えるのは,震災および原発事故の収束から得た教訓を国際社会と共有することである旨,また,来年大規模自然災害に関するハイレベル会合を開催し,2015年には第三回国連防災会議を日本で開催したいところ,協力を求めたい旨述べました。
  3. 潘事務総長よりのリビア及び南スーダンについての発言に対し,野田総理より,リビアについては,日本は資産凍結を一部解除し,暫定国民評議会による新しい国作りを積極的に後押ししている旨,南スーダンについては,日本の得意分野で新しい貢献をしたい,司令部要員2名を派遣する用意を進めており,ご要請の自衛隊施設部隊については,現地調査を行った上で結論を出したいと考えており,その際には国連側の協力を得たい旨述べました。
  4. 最後に,潘事務総長よりの朝鮮半島情勢についての発言に対し,野田総理より,日米韓の緊密な連携を中心として問題の解決に努めていきたい,拉致問題は,日本の主権・人権を侵害する問題であり,拉致問題の解決に全力を尽くしたい,北朝鮮人権状況決議を出したいのでご理解願いたい旨述べました。
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