国連

前原外務大臣の「MDGs国連首脳会合ラウンド・テーブル5」への出席について

平成22年9月22日

 9月22日(水曜日),11時50分から12時10分まで,国連総会出席のためニューヨーク出張中の前原外務大臣は,国連本部にて開催された「MDGs国連首脳会合ラウンド・テーブル5」に出席したところ,概要は以下のとおりです。

  1. 本件会合は,MDGs国連首脳会合の全体会合と並行して行われるラウンド・テーブルの5番目に当たり,「最脆弱層の特別なニーズ」をテーマに開催されました。アンティグア・バーブーダ(議長),オランダ,ポルトガル,ペルー,南アフリカ,モンゴルなどの各国,アジア開発銀行などの国際機関,市民社会・NGO・民間セクターの代表等が出席しました,なお,我が国からは,前原大臣に加え,米倉弘昌・日本経団連会長も民間セクター代表として本ラウンド・テーブルに出席しました。
  2. 前原大臣は,MDGs達成に向けた課題である最脆弱層への対応に関し,「人間一人ひとりの保護と能力向上に着目する人間の安全保障の視点が鍵となる」との考えを示しました。また,最脆弱層のニーズに配慮した支援策の例として,我が国の新たな教育支援政策の中核である基礎教育支援モデル「スクール・フォー・オール」を紹介しました。その上で,「MDGsをマクロで達成しても,最脆弱層が取り残されるような社会は公正感を欠き,安定し得ない。日本を含む国際社会が提供する支援を,途上国が社会的公正と安定のために活用することが真のMDGs達成に不可欠である。」ことを強調し,発言を締めくくりました。(演説テキスト
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