
前原外務大臣の「MDGsに関するアジア諸国閣僚級非公式会合」への出席について
平成22年9月21日
9月21日(火曜日),15時から15時30分まで,国連総会出席のためニューヨーク訪問中の前原外務大臣は,国連本部において開催された「MDGsに関するアジア諸国閣僚級非公式会合」に出席したところ,概要は以下のとおりです。
- 本件会合は,我が国が他のASEAN+3諸国と共催したものであり,タイ(議長),ラオス,ミャンマー,韓国,フィリピン,ベトナムなどのアジア諸国から閣僚級の参加を得て,「パートナーシップを通じたMDGs達成―アジアの経験の共有―」をテーマとして議論が行われました。開会セッションでは,前原大臣,ムルック・インドネシアMDGsに関する大統領特使,クラーク・国連開発計画(UNDP)総裁が演説を行いました。続くパネルディスカッションでは,黒田・アジア開発銀行(ADB)総裁,ヘイザー・アジア太平洋経済社会委員会(ESCAP)事務局長,小寺・国際協力機構(JICA)理事がパネリストとして登壇し,発表及び参加国との意見交換を行いました。
- 前原大臣は開会セッションにおいて発言し,経済成長を通じてMDGs達成に向けた前進を成し遂げたアジアの成功経験に触れつつ,「国レベルでの経済成長を追求するマクロの視点」と,「格差是正のために人間一人ひとりに着目するミクロの視点」をバランスよく持つことの重要性を強調しました。その上で,我が国の具体的な取組を紹介しつつ,アジアの経験と教訓を活かして,世界全体でのMDGs達成に連携して取り組む重要性を訴えました。