国連

G4(ブラジル,ドイツ,インド,日本)閣僚級会合
共同プレス・ステートメント仮訳

平成22年9月24日
英語版はこちら

  1. 2010年9月24日,第65回国連総会に際し,ブラジル外務大臣,ドイツ連邦外務大臣,インド外務大臣及び日本国外務大臣は,安全保障理事会の改革に関する意見交換を行うため,ニューヨークにおいて会合した。
  2. 各国大臣は,安全保障理事会をより代表性,正統性及び実効性が備わったものにし,21世紀の国際社会の現実により応えたものにするため,安全保障理事会の作業方法の改善に加え,常任及び非常任双方のカテゴリーの拡大を含む同理事会の喫緊の改革の必要性を改めて表明した。
  3. 各国大臣は,途上国及び先進国を新たな常任理事国とすることを含む安全保障理事会のメンバーの双方のカテゴリーの拡大について,加盟国の間で大多数の支持があることにつき満足の意をもって留意した。この関連で,各国大臣は,各国が新常任理事国候補国として互いに支持し合う旨,拡大された理事会においてアフリカが常任理事国の形で代表されることが重要であるとの考えを再確認した。また,各国大臣は,非常任理事国を追加することの必要性について再確認した。
  4. 各国大臣は,140を超える加盟国が求めていた文書に基づいた交渉が,第64回総会会期において開始されたことを歓迎した。また,各国大臣は,加盟国があまねく求めていた交渉文書第二版に基づいて,政府間交渉を第65回総会非公式本会議において速やかに継続するとの総会決定64/568につき満足の意を表明した。また,各国大臣は,現総会会期中に安全保障理事会の改革に関する具体的な成果を出すべく,政府間交渉に引き続き積極的に参加することを決意した。G4各国は,他の国々に対し連携を呼びかけ,この目的に向かって緊密に協力していく意図を再確認した。
このページのトップへ戻る
菅総理、前原外務大臣の国連総会等出席 | 目次へ戻る