
第66回国連総会の際の
G4(ブラジル,ドイツ,インド,日本)閣僚級会合
共同プレス・ステートメント仮訳
2011年9月23日 ニューヨーク
(英語版)
- 2011年9月23日,第66回国連総会開会の際に,ブラジル外務大臣,ドイツ連邦外務大臣,インド外務大臣及び日本国外務大臣は,安全保障理事会の改革に関する意見交換を行うため,ニューヨークで会合を開催した。
- G4各国は,過去の共同ステートメント,とりわけ2010年9月24日及び2011年2月11日のステートメントを想起し,今日の地政学的現実をよりよく反映するため,国際の平和及び安全の維持のために各国が行っている貢献,並びに,常任・非常任双方のカテゴリーにおける途上国の代表性の向上の必要性を考慮に入れ,双方のカテゴリーの議席が増加された,21世紀にふさわしい拡大された安保理に関する共通のビジョンを改めて強調した。
- 各国大臣は,安保理における双方のカテゴリーの拡大及び安保理の作業方法の改善に関する決議案につき加盟国と協議を推進するイニシアティブについて議論した。同イニシアティブは,国連のすべての地域グループを含む加盟国の広範なグループにより支持されてきた。したがって,各国大臣は,この非常に重要な問題について加盟国間における真の交渉のために必要なモメンタムを形成するため,このような強力な支持が現行の政府間交渉における今後の議論の基礎とされるべきであるとの見解を表明した。
- また,各国大臣は,第66回総会の非公式全体会合において政府間交渉のプロセスを直ちに継続するとの総会の決定を歓迎した。各国大臣は,同交渉への完全な支持を再確認し,他の加盟国と柔軟性の精神をもって緊密に協力するとともに,今国連総会において具体的な成果を達成するためのあらゆる必要な措置を推し進める意思を表明した。これに関連し,G4各国はナーセル・アブドゥルアジーズ・アル・ナスル第66回国連総会議長と緊密に協力することにつき期待を表明した。
- 各国大臣は,緊急に必要とされている安保理改革を実現するため,ともに取組を継続することにつき改めて約束した。
- アントニオ・デ・アギアール・パトリオッタ
ブラジル外務大臣
- ギド・ヴェスターヴェレ
ドイツ連邦外務大臣
- S.M.クリシュナ
インド外務大臣
- 玄葉光一郎
日本国外務大臣