
松本外務副大臣の安保理改革G4外相会合出席(概要)
平成23年2月14日
2月11日(金曜日),松本外務副大臣はニューヨークで開催された安保理改革G4外相会合に出席したところ,概要以下のとおり。
1.安保理改革G4外相会合
(1) 参加者
日本:松本外務副大臣,インド:クリシュナ外務大臣,ドイツ:ヴェスターヴェレ外務大臣,ブラジル:パトリオッタ外務大臣
(2) 会合の概要
- (ア) 今回の外相会合は,昨年9月の国連総会の際の会合に続くものであり,安保理改革の現状についての認識の共有や,今後の進め方を中心に議論が行われた。
- (イ) 会合では,今国連総会会期中に具体的成果を得るとの決意を再確認するとともに,そのためにG4として結束して取り組み,他の国々に対して柔軟な精神を持って改革の実現のために協力するよう呼びかけることで一致した。
- (ウ) また,今後四半期以内に再度G4外相が集まることについても一致した。
- (エ) 本会合の成果として,別添の共同プレス・ステートメント(仮訳/英語版)を発出した。
2.二国間会談等
- (1) 松本副大臣は,上記会合に出席したクリシュナ・インド外務大臣及びパトリオッタ・ブラジル外務大臣と個別に会談を行った。クリシュナ外務大臣とは,日印協力関係の強化を確認した上で,安保理改革に関する今後の進め方を中心に議論を行った。パトリオッタ外務大臣とは,先月の麻生特派大使のブラジル訪問を含めた二国間関係全般,安保理改革を含む安保理での引き続いての協力,日伯地デジ方式の南米諸国での普及,メルコスールや経済外交等につき意見交換を行った。
- (2) ヴェスターヴェレ外務大臣とは短時間,安保理改革について意見交換を行った。
- (3) また,改革に前向きなアフリカ,太平洋島嶼国,カリブ諸国の常駐代表との意見交換も行った。
- (4) G4外相はダイス国連総会議長を表敬し,安保理改革についての意見交換を行った。