日本の安全保障と国際社会の平和と安定
クラスター弾に関する条約第4回締約国会議(概要)
平成25年10月11日


1. 9月10日から13日にかけて,ルサカ(ザンビア)において,我が国も締結しているクラスター弾に関する条約(CCM)の第4回締約国会議が開催されました。
2. 今回の会議においては,昨年9月,オスロ(ノルウェー)で開催された第3回締約国会議から現在までの間に,条約の普遍化(条約の締約国を増やすこと),貯蔵弾廃棄,除去及びリスク低減,国際協力,被害者支援等の諸分野で見られた進展及び課題について参加国の間で検討が行われました。また,第1回締約国会議において採択されたビエンチャン行動計画の実施の進捗状況を確認・評価するルサカ進捗報告書を含む最終文書が採択されました。
3. 我が国は,本件会議において,一般ステートメント(PDF)
を行うとともに,普遍化,貯蔵弾廃棄及び国際協力等の議論に参加しました。



4. また,9月11日に,フランス及びベナン政府と共催で,ベナンにおける「紛争後地域における地雷・不発弾処理訓練センター(CPADD)」に関するサイド・イベントを実施しました。同センターは,アフリカ諸国から多くの研修員を受け入れており,地雷・不発弾処理の訓練を行っています。我が国は,CPADDに対して,2009年に200万米ドルの支援を行いました。同サイド・イベントでは,上記の貢献を含む,アフリカにおける我が国の地雷対策支援について紹介しました(江川駐ザンビア大使による冒頭スピーチ(PDF)
)。

5. 次回の第5回締約国会議は,2014年9月にコスタリカの首都サンホセで開催することが決定されました。