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(参考2)ベトナムの貿易相手国の変化(1989年と1999年の比較)

 

(参考2)ベトナムの貿易相手国の変化(1989年と1999年の比較)
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 上記の図によると、10年前(1989年)は、ソ連(当時)、東欧などの社会主義国が主な相手で、周辺アジア諸国との貿易関係は希薄だったと言える(ただし、それでも日本は、ソ連に次ぐ第2の貿易相手国だったが)。これが、10年たった1999年になると様変わりする。まず貿易額自体が大幅な拡大を示しているが、貿易相手国からソ連や東欧諸国が消え、日本を筆頭に、韓国、中国、マレイシア、フィリピン、タイ、台湾、オーストラリアなどのアジア諸国に加え、ドイツ、イギリス、フランスなどの西欧諸国が上位を占めるようになった。さらに、アメリカ、カナダなどの伸びも著しい。

 また、日本と直接の関係のある輸出と輸入の品目が変化している。援助開始当時の1992年は、原油、海産物、織物・衣服、米、ゴム、コーヒーなどが主な輸出品目であったが、現在はこれに靴が加わっている。輸入は、1992年当時は、石油製品、肥料、鉄鋼、スペアパーツ類、グルタミン酸ナトリウム(化学調味料)が主な品目だったが、現在は、機械・スペアパーツ類、オートバイ、石油製品、電気部品などとなっており、輸入品目が高度化したことがわかる。

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