本調査、「外務省・NGO共同評価」では、1997年度から2000年度に渡り4回行われた「NGO・外務省相互学習と共同評価」の実績を基に、NGOと外務省との協力・連携の促進に資する具体的な提言を導くことが期待されている。また、本年度の調査は、過去の「NGO・外務省相互学習と共同評価」の有していた相互学習機能については終了し、「外務省・NGO共同評価」として継続されることとなったものである。
ちなみに、「NGO・外務省相互学習と共同評価」は1996年6月に発足したNGO・外務省定期協議会の提案を受けて開始され、それ以降、第1回目は1997年にバングラデシュで、第2回目は1998年にカンボディアで、第3回目は1999年にラオスで、第4回目は2000年にヴィエトナムで実施された。この過去4回の調査では、NGOと外務省との相互理解の深化と、ODAをよりよいものとするためのNGOと外務省のあるべきパートナーシップの模索が行われてきた。