第1章 調査の方針
1-1. 調査の背景
平成8年(1996年)6月に発足したNGO・外務省定期協議会は、NGOと外務省との具体的協力・連携を目指して、より緊密な対話と意見交換を試しみている。この中から生まれてきたものの一つが、この共同評価・相互学習である。この評価行為を通じて、NGOと外務省は両者の間の理解を深め、ODAをよりよいものとするためのNGOと外務省のあるべきパートナーシップを模索する。このような目的のもと、第1回目の評価は、平成9年(1997年)バングラデシュで実施され、さらに第2回目が平成10年(1998年)カンボジアにて実施された。