(現地調査期間:1998年1月5日~15日)
■細野 昭雄 筑波大学国際政治経済学部教授
■遅野井茂雄 南山大学外国語学部助教授
■田島 久歳 城西国際大学人文学部専任講師
■野口 修司 システム科学コンサルタンツ社会開発部長
■川口 哲郎 外務省経済協力局評価室首席事務官
■鈴木 恵子 外務省経済協力局評価室課長補佐
国別評価調査は、評価対象国について、国全体や主要援助分野・地域単位で分析・検証し、対象国に対する我が国援助の効果や妥当性について総合的に評価するとともに、総合的・横断的な教訓や提言を導き出すという役割を担う評価である。評価対象国は、我が国援助の主要受取国である、我が国がトップドナーである、今後の我が国援助対策について検討する必要がある、という何れかの条件を満たす国から選定される。今回は、中南米地域における我が国援助の主要受取国であり、我が国が第1位の援助国となっているパラグアイ共和国を対象として評価を行った。同国は、国別評価を開始してから19カ国目の対象国である。
評価調査における主な視点は以下の通りである。
評価調査に当たっては、国内で収集可能なデータおよび基礎資料をもとに国内事前調査を行い、平成10年1月5日から1月15日の予定で現地調査を行った。現地調査では、開発援助関係者に対するヒアリング調査および関係資料の収集を行うと共に、代表的プロジェクトの現地視察を行った。現地調査から帰国後、マクロ的視点から収集したデータおよび現地調査ヒアリング結果等を分析して報告書を取りまとめた。
現地調査は以下のスケジュールで行った。
1月5日(月曜日) | アスンシオン着 | |
大使館表敬 | ||
1月6日(火曜日) | 外務省訪問 | |
企画庁訪問 | ||
JICA事務所訪問 | ||
1月7日(水曜日) | (第一グループ) | (第二グループ) |
大蔵省訪問 | 司法労働省訪問 | |
公共事業通信省訪問 | 文部省訪問 | |
商工省訪問 | 農牧省訪問 | |
厚生省訪問 | ||
農牧省ホルへ小笠原氏 | ||
専門家及びJOCV(シニア・海外青年ボランティア含む)との懇談 | ||
1月8日(木曜日) | 厚生省中央研究所・熱帯 | アスンシオン市中央食品卸売市場視察 |
病院訪問 | 人造りセンター視察(第三グループ) | |
IDB事務所訪問 | 品田神父訪問 Diego Abente Brun上院議員訪問 |
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1月9日(金曜日) | ANTELCO電話公社訪問 | アスンシオン大学獣医学部訪問 |
ANDE電力公社訪問 | ブラジル大使館訪問 | |
USAID事務所訪問 | ||
送配電網整備計画現地視察 | ||
1月10日(土曜日) | アスンシオン発イグアス着へ | |
1月11日(日曜日) | 資料整理 | イグアス発エンカルナシオンへ移動 |
1月12日(月曜日) | グァラニー空港 | エンカルナシオン駐在官事務所訪問 |
農業総合試験場(セタパル) | UNIDAS(ドイツ系農協)訪問 | |
視察 | CR一(主要穀物生産強化)視察 | |
ラ・パス農協視察 | ||
東部農村地域給水及びイタプア地方道視察 | ||
1月13日(火曜日) | イグアス日本人会訪問 | ラ・パス発アスンシオンへ移動 |
イグアス農協訪問 | 外務省訪問 | |
アスンシオンへ移動 | 企画庁訪問 | |
1月14日(水曜日) | カアサバ地域保健強化 | ラ・コルメナ農協訪問 |
プロジェクト視察 | 灌漑施設、青果物流通、コルメナ橋梁(草の根) | |
(第三グループ) | ||
司法労働省職業訓練局訪問 | ||
ドイツ大使館訪問 | ||
Marcelo Duarte国会議員訪問 | ||
日本人移住者との懇談 | ||
等視察 | ||
1月15日(木曜日) | 大使館報告 | |
アスンシオン発 |