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タイ ウボンラチャタニ職業訓練センター設立計画   

(1996年10月 チュラローンコン大学カムチャイ・ライスミット経済学部教授)


<プロジェクト概要>

援助形態  無償資金協力
協力年度  1987年度
協力金額  23.37億円
相手国実施機関  内務省労働局
協力の内容 東北タイ南部において職業技術を持つ人材を育成するため、我が国の無償資金協力により、職業訓練センターを建設し、必要な機材を整備する。


〈評価要旨〉

1. プロジェクト目標の達成度

現在、職業訓練センターでは、講義・実習訓練と外部の工場における実地訓練を合わせた12ヶ月のコースが、機械加工、配管、塗装、陶磁器製造、自動車、農業機械、板金、電気・電子、冷蔵庫、エアコン修理などの分野で行われている。これまでの8期で、申し込み者9,935人に対し、約半数の5,618人を受け入れている。なお、我が国は、1988年10月から1993年9月までの5年間、プロジェクト方式技術協力により、専門家が各種の技術指導を行った。

2. プロジェクトのインパクト

職業訓練センターは、職業技術を持つ人材の育成により、地域の経済発展に大きな貢献をしている。また、訓練生は、高等教育を受けることが難しい貧しい農村の出身者がほとんどであり、こうした人々に確実に雇用の機会を提供することで、所得格差の是正にも役立っている。

3. 計画の妥当性

  東北タイ南部の企業は、職業技術を身につけた人材が不足していることから、積極的に職業訓練センターの卒業生を受け入れている。卒業生はほとんど職につくことができており、地域のニーズに合致したプロジェクトであったと言える。カリキュラムについても、現役訓練生のインタビューでは、ほとんどの人がコースの内容に満足しているとのことであった。

4. 自立発展性

建物、機材とも、良好に維持・管理が行われているが、機械工学、電気・電子の分野の機材については、技術革新が極めて速いため、技術的に陳腐化してきている。

(写真)ウボンラチャタニ職業訓練センター/工場での実習(板金)

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