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マーシャル マジュロ旧桟橋改修計画

(1997年3月、在アガナ総領事館)


<プロジェクト概要>

援助形態  無償資金協力
協力年度  1988年度
協力金額  6.48億円
相手国実施機関  運輸通信省、公共事業省
協力の内容 係船岸壁(島間連絡用、外国漁船用、小型運搬船・漁船用、浮き桟橋)の建設、小型漁船用の引揚げ斜路の設置、保管倉庫及び待合い所の建設、作業エプロンおよび進入路の整備、舗装。


〈評価要旨〉

1 案件の維持・管理状況

 漁船、貨客船のバース使い分けは行われておらず、空いたバースを適宜利用しているが、維持、管理状況は、作業エプロン、進入路を含め良好である。ただし、待合い所は、管理上の問題から廃止し、港湾局及び公営船会社が事務所に改造して使用している。(但し、船待ち客は、従来通りトイレを使用できる)。

2 案件の選定・形成の適正度

 港湾局、本邦漁業関係者とも、本プロジェクトを高く評価しており、特段の問題点はないとしている。広大な海域に点在する嶋嶼の経済社会開発に間接的ながら資するところも大きいと思われ、公共性の高い事業であり、本プロジェクトの選定は適正と思われる。

3 当初目的の達成度及び効果

 供与施設は、漁船、貨客船、タンカー等によく利用されており、所期の目的を果たしているものと見受けられる。

4 将来他のプロジェクトを実施する場合に教訓として活かされるべき事項

 待ち合い所のように自由に人が出入りする場所については、計画当初よりそれをどのように管理するかについても考慮することが必要である。

(写真)島間連絡船用岸壁/作業エプロン側岸壁遠景

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