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インド FACTコチン肥料工場自家発電プラント増設事業

(1997年8月、在インド日本国大使館)


<プロジェクト概要>

援助形態  有償資金協力
協力年度  1987年9月
協力金額  20億円
相手国実施機関  肥料化学公社(FACT:Fertilisers And Chemicals Travancore Ltd.
協力の内容 電力供給が不安定な状況にあるケララ州にあるFACTコチン工場において、肥料等の生産に必要な安定的な電力の確保を図るため、同工場内に自家発電のための蒸気タービン発電機1基(12メガワット)を増設するとともに、自家発電及び肥料の生産工程に必要な蒸気を発生させるボイラー1基(蒸気発生能力80トン/時)を増設するために必要な資金の一部を円借款により供与した。


〈評価要旨〉

1 プロジェクト目標の達成度、インパクト

 同工場の電力供給のバックアップ・システムを構築するとともに、実際に電力不足が生じる際に機動的に電力を供給することにより、同工場の安定的な電力の確保を図り、農業生産拡大に必要な肥料の供給に重要な役割を果たしていると考えられる。

2 プロジェクトの効率性、自立発展性

 維持管理部門への適切な職員、予算の配置により、設置後本件設備の運用に支障を生じたことはなく、適切な管理が行われている。

3 環境への配慮

 自然環境と調和した工場の立地、排水・排出物質についても適切な処理が行われている。

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