3-2 形態別に見た我が国のアフリカに対する貿易・投資分野協力の実績と特徴
3-2-1 アフリカ研修員受入の実績
1998~2002年度のアフリカ研修員受入総数は114人である。この数字には第三国研修や国別特設による研修の実績も含まれている。1998年に15人であった研修員受入数は、99年に27人に増加、2001年に19人とやや減少したものの、2002年には再び27人となり、総じて20~27人の間を推移している。
各国実績を年度別に見ると、研修員受入数が最も多い対象国は南アフリカ共和国で、1998~2002年度にかけて32名が研修に参加している。南アフリカ共和国を対象とした研修が多いのは、同国向け国別特設研修を実施したためである。次いで研修員受入数が多いのは、エジプト(13人)、タンザニア(11人)、ケニア(8人)であり、エジプト、タンザニア、ガーナは、年度別に見ると継続的に研修員受入の対象国であることが傾向として窺われる。他方、ガーナ以外の西アフリカ諸国は、1998~2002年度にかけての研修参加者数は1?3人程度の人数に留まる。
我が国の協力実績のあるアフリカ諸国を暫定的に地域分類すると、研修員受入数が最も多い地域は、南アフリカ共和国が含まれる「南アフリカ地域」で44人、次いで、「東アフリカ地域」の35人、「西アフリカ地域」の18人、「北アフリカ地域」の17人という結果である。
表3-4 我が国の1998~2002年のアフリカ研修員受入数の推移(PDF)
図3-3 アフリカ研修員受入数の推移(年度別)
![]() |
出所:JICA管理データより作成。 |
表3-5 アフリカ派遣専門家の実績
![]() |
出所:JICA管理データ並びにその他資料より作成。 |