広報・資料 報告書・資料

参考資料
1.会計検査院の決算検査報告に記述された事項のフォローアップ状況
1994年度(平成6年度)


プロジェクト 決算検査報告における記述(要旨) フォローアップ
1) 国名:バングラデシュ  漁網の生産実績が計画の41%~43%と低く、供与された機材が全く利用されていないものが一部あり、総じて十分な効果を上げてない。漁民の需要が有結節網から無結節網に移行する等により、本件機材で生産される有結節網に対する需要が少なくなっている。  1995年11月、フォローアップ調査団を派遣し、経営合理化、販売拡大等の事業改善につき、申し入れを行った。また、95年5月、バングラデシュは十分に利用されていなかった機材を、より需要が見込まれる地域にある工場に移設して、同年7月に稼働を開始させている。
2) プロジェクト名:
漁網機材供給計画
3) 援助形態:無償資金協力
4) 年度:1983年度
5) 金額:2.10億円
1) 国名:セネガル  セネガル政府の財政難で、セネガル側が行うべき屋根付販売台1,010平方メートルの全部、ブース型店舗378店のうち156店は着工しておらず、完成の目処が立っておらず、市場が全体として機能する状況に至っていないことから、日本側が建設したブース型店舗15店のうち4店しか利用されておらず、冷蔵倉庫は一度も利用されていない。  工事の早急なる実施についてセネガル政府と継続的に協議を行った結果、現在ではブース型店舗15店は全て利用されており、冷蔵庫も地元団体への委託契約が締結される等利用されており、セネガル側工事負担部分の建設工事も着実に進んでおり、近く完了の見込みである。
2) プロジェクト名:
グェルタペ市場改修計画
3) 援助形態:無償資金協力
4) 年度:1992年度
5) 金額:2.36億円
1) 国名:メキシコ  メキシコ側のパイロットプラント建設の遅れ、運営予算の制約等、メキシコ側の事情によるところも大きいが、当初計画されていたパイロットプラント運転及びその結果の解析を通した精錬技術の移転が不十分なまま、1990年2月協力期間が終了した。このため、メキシコ側が当初計画していた協力終了後の試験研究、企業からの受託試験は実施されておらず、パイロットプラントは本格的に運転されない状態が現在まで継続している。
 上記協力期間終了後(1990年11月)に、公害防止技術の紹介・普及用としてパイロットプラントに設置した排煙脱硫装置も、91年10月にデモンストレーションのために一度稼働させたのみでその後は利用されていない。
 日本側のこれまでの働きかけにより、実施機関に研究活動に必要な経費が配分されるようになり、また民間企業からの受託試験(1997年は3件)が実施されるなど、メキシコ側は自助努力により移転された技術の活用に努めている。また、供与された機材についても、よく維持管理されている。
2) プロジェクト名:
未利用硫化鉱開発
3) 援助形態:
プロジェクト方式技術協力
4) 協力期間:1986年2月~90年2月
1) 国名:フィリピン  フィリピンの政権交代、入札手続の中断、業者の交替、治安悪化等により、借款対象となった灌漑施設の完成が遅延している。  OECF中間監理ミッションの派遣などを通じ、継続的な事業促進の働きかけを行ったこともあり、1997年12月に灌漑施設は完成した。
2) プロジェクト名:
ボホール島灌漑(I)
3) 援助形態:有償資金協力
4) 年度:1983年度
5) 金額:46.00億円
1) 国名:フィリピン  フィリピンの政府が自国予算で建設する発電所が完成しておらず、その間に、破壊等によって、送電線が使用されていない。  世銀融資及びフィリピン側自己資金によりリハビリが実施され、1998年7月に全線復旧した。
2) プロジェクト名:
超高圧送電線(I)(II)
3) 援助形態:有償資金協力
4) 年度:1982年度、83年度
5) 金額:324.20億円、99.00億円
1) 国名:バングラデシュ  故障への対応、保守点検体制の不備等から施設が十分活用されていない。  本事業リハビリのために「発電船改修事業」を実施し、1998年まで順次商業運転が開始された。現在2基中、1基は稼働しており、残り1基は油漏れのため、メーカーによる調査・修理を実施し、99年7月に運転再開の予定である。
2) プロジェクト名:
発電バージ建設計画
3) 援助形態:有償資金協力
4) 年度:1984年度
5) 金額:60.65億円

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