広報・資料 報告書・資料

参考資料
1.会計検査院の決算検査報告に記述された事項のフォローアップ状況
1999年度(平成11年度)


プロジェクト 決算検査報告における記述(要旨) フォローアップ
1) 国名:タイ  実績貨物輸送量が計画量を大幅に下回っており、今後とも貨物輸送量が早期に増大するとは認められないことから、援助の効果が十分発現していない状況となっている。  本件事業実施者であるタイ国鉄は、貨物輸送増大の為の市場調査を実施し、貨物利用の顧客獲得に努めてきている。かかる動きの中で、国際協力銀行としても、タイ国鉄の経営陣に対し、顧客の利便性を向上することにより、鉄道貨物輸送につながる顧客獲得に努めるよう働きかけた。
2) プロジェクト名:国有鉄道整備事業計画
3) 援助形態:有償資金協力
4) 年度:91年~96年
5) 金額:28.26億円
1) 国名:タイ  本事業で建設された送水管等の施設は93年に完成したものの、同国の資金でバンチャン、サタヒップ両地区にそれぞれ建設することになっていた浄水場の完成が請負業者の契約履行の遅延により99年末まで遅れたこと、それらに連結する配水管網の建設も遅延していたこと等の理由から、生活・工業用水の供給が末端まで十分に行なわれていない状況であった。このため、実際の送水量が計画送水量を大幅に下回っており、早期に十分な活用が図られるとは認められない。  本事業では、主として生活用水が供給される予定であり、タイ政府が整備を実施していたバチャン、サタヒップ両地区に位置する浄水場及び配水施設が2000年初までに稼動を始めたことから、同地区における生活用水等の供給の拡大により、導水量は今後も徐々に増加する見込みである。国際協力銀行としても送水管の管理状況につき、適宜相手国政府・実施期間と協議を行なっている。
2) プロジェクト名:送水管建設事業
3) 援助形態:有償資金協力
4) 年度:90年~94年
5) 金額:10.51億円
1) 国名:インドネシア  乳量の多い雌牛の生まれる可能性が高い遺伝子を持つ優秀な種雄牛を選抜するために予定されていた後代検定が順次実施されておらず、検定済みの種雄牛から凍結精液を造成できない事態が続いていることから、移転された技術による援助効果の発現が遅延している。  2000年3月より2002年7月までの期間で、右指摘を改善するために、アフターケアー事業を実施している。内容は、1)凍結精液製造及び人工授精に関する技術指導、2)人工授精及び後代検定技術者に対する研修を実施することにより、種雄牛の後代検定の手法の開発及び評価方法が確立される。
2) プロジェクト名:家畜人工受精センター強化
3) 援助形態:技術協力
4) 協力期間:86年~93年
5) 金額:9.90億円
1) 国名:エジプト  外務省は、調達機材等が一部無断で変更されているとの情報を入手し、調査を実施した。その結果、本件事態と同種の事態の再発を防止するため、計画変更に係る事前協議の徹底、抜き打ち現場調査の実施等を講じた。これらの改善策が着実かつ確実に実施される要がある。  本件調査により判明した無断変更による一部機材の調達について、外務省はエジプト側に総額約1億9千万円を返還請求し、全額が返還され国庫に返納された。なお、本件事態と同種の事態の再発防止のため講じられることとなった改善策である機材の船積前検査や計画変更に関する事前協議の徹底などについては、着実に実施されている。
2) プロジェクト名:米貯蔵センター改善計画
3) 援助形態:無償資金協力
4) 年度:92年~93年度
5) 金額:26.69億円

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