参加希望 ODA出前講座

第99回ODA出前講座 開催報告
~東京都市大学附属中学校~
感想(抜粋)

最近発生したハイチ地震。大勢の人達が死亡し、住む場所や財産を失いました。しかし、被害を受けたのは、ハイチの貧民層で、アメリカや中国に渡って成功をして帰ってきた富裕層は、家の壁が崩れるくらいでした。また、ハイチの貧民層は、次の日の食料も危ない状態なのに、富裕層は近くのスーパーでいつもと変わらない買い物をしています。講演で、少し格差について話されましたが、これを聞いて貧困問題の深刻さがより深く分かりました。
今まで貧困というものについて、知っているつもりでした。しかし、自分にはあまり関係がなかったので、特に意識をしたことはありませんでした。このような自分ですが、今回の講演で、自分の考え方が変わったような気がします。特に、あのテレビ番組の一部を見たときは、世界の悲惨な現状を突きつけられて、何とも言えない感情が胸に込み上げてきました。そのような事に関して全くなかったが、今回の講演で、何か自分ができるという気持ちを持てるようになりました。これからも、何か世界のためにやれることがあればやっていきたいと思います。
僕は、今日の話を通じて様々なことが分かりましたが、その中で、一番印象に残ったことは、3秒に1人が貧困によって死んでいると言うことです。僕にはとても衝撃的でした。僕たち日本人は、当たり前のように1日3回の食事を取り、しっかりした家を持ち、様々な衣服を着ることができるのに、開発途上国では、そのようなことが当たり前ではないからです。そして、つぎに印象に残ったことは、エイズ等の病気の伝染についてです。伝染病になってしまうと、開発途上国などでは、薬が無いため、死んでしまうことが多いからです。そして、最後に僕が貧困撲滅のためにできることは、まず、お金を寄付することだと思います。これが一番重要だと思います。その他に、世界の貧困問題についての情報を知ることだと思います。これもとても重要だと思います。このように世界の貧困問題は深刻化しているので、僕もしっかりそのことについて考えたいと思います。
今回の講演を聞いていて、とてもショックを受けました。深刻な貧困問題が存在をしていることは、知っていましたが、まさかこんなに多くの国の多くの人々が、そういった貧困に苦しめられているとは知らず、とても驚きました。また、貧しい国に支援される約3倍もの食料が日本で廃棄されているという事実にも驚かされました。この数字を見て、支援される食料というのは、こんなにも少ないものなのかと思いました。また、日本では、こんなにも多くの食料を無駄にしているのかと思うと怒りさえ感じられてきます。食べ物を食べずに捨てると言うことは、とてもばかげていると思います。また、それを平気でしていた、自分にも腹が立ちました。だから、普段、ご飯を残さないこういった、身近なことだが世界という大きな視点から見ても大切だということを理解することが出来ました。
この講演を受けて僕は世界の貧困問題について考える機会を得ました。今までは、世界には自分たちとは比べものにならないくらい貧しくて、困っている人がいる、ということは何となく分かっていました。けれども、僕はDVDを見たときに衝撃を受けました。衣服は下着くらいしか身につけていない、まだ、5歳くらいの男の子がほとんど骨だけで、肉はついていないような体をしていたからです。きっと、彼らは1日に3食などはおろか、1食もろくに摂取できない日々を送っているのかと思うと、ご飯をいつもあたりまえのように食べていて、時にそれをのこしてしまう自分がとても恥ずかしく罪悪感を覚えてしまいました。今、僕に、彼らにとってできることは、せいぜい募金やご飯を残さずに食べることくらいですが、将来、大人になって何かもっとできることがあれば、できる限りの力になってあげたいと思いました。
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