◆ガーナにおける奴隷貿易の話は、凄かったです! 「ルーツ」の事後談まで聞けるとは思わなかったです。
◆実際にガーナで勤務されていた時の経験談を中心に、おもしろい話がたくさん聞けました。
アフリカは日本から遠くて縁がないように感じていたけれど、アフリカを援助することの大切さがよく伝わりました。
◆ガーナは、アフリカ諸国の中では、選挙によって政権交代が行われている非常に稀な国であることをはじめて知りました。民族紛争もないし、平和な国であると言うこともはじめて知りました。
◆ガーナは、行政によるガバナンスに加えて地方の首長制度を残存させており、 地方の人的資源のレベルが、ガバナンスに直結しているのは賢いと思いました。
一方で、南西部は国内でも豊かな地域、有力者は国内最高峰の大学や海外の教育を受けているのにも関わらず、北部では高度な教育を受けている住民が少なく、ガーナでも南北問題が顕在化してるという事実も理解できました。
◆日本は、ガーナからコンスタントに需要の6割以上のカカオを輸入していたということを初めて知り、驚きました。
ガーナ産のカカオの品質が高く、価格が安定していることに加え、日本人の好みに合うことがその理由で、とても興味深かったです。
◆2004年のアフリカカップのガーナ開催で、中国が援助して都市にホテルを多数建設したという裏話など、とてもおもしろかったです。