◆この講演会を通し、自分の中で少しずつODAのことなどに理解が深まっていったと思います。他国とは違った日本独特の援助の方法をしり、自分の思っていた援助と違いがあることに気づきました。それは、日本の援助は思いやりがあるということです。僕の考えていた援助とは、援助金を送ったり、施設をつくったり、食料を供給したりするものばかりだと思っていました。しかし、日本は魚を与えるのではなく、釣り方を教えるなどといった、生きていくためのすべを教えたり、自分たちでより良い生活が出来るようにするための手助けをしたりするなどの援助の仕方をしていると聞いたことで、そういった考えを持つようになりました。また、インドネシアと日本にこんなに深い関係があったとは、初めて知り、驚きました。インドネシアの現状を分かりやすくDVDを使って説明をしていただきよかったです。インドネシアにとって、日本は大切な貿易相手であり、援助をしてくれる国でもある。また日本にとってもインドネシアは大切な貿易相手でもある。などといった国と国との間にある関係もしり、そのおかげで、よく頭に入ってきました。
ODAという言葉は聞きなれず興味もあまりなかった言葉でしたが、今となってはこれから自分たちで出来る国際貢献とは何なのかなど深く考えさせられるようになりました。また、他国に援助を行う大きな目的は何なのか少し疑問に思っていたことも、目的は『国際社会の平和と発展に貢献し、これを通じて我が国の安全と繁栄の確保』だと知ることが出来たので良かったです。
これらのことは、今もまだまだ遠い存在である気がしますが、この講演会で少しでも近づくことが出来たと思います。
◆外務省やODAは自分とかけ離れたものだと思っていたので、こんなチャンスをもらえて本当に幸運だったし、ずっとウキウキしていました。
お話を聴いてみて、日本には外国との友好関係が必要不可欠なのだと気付かされました。ODAの特色の中にはなるほどなと思わせられるところがたくさんありました。「魚を与えるのではなく、釣り方を教える。そうすると、ずっと豊かであり続けられる。」等です。
インドネシアのお話で、最初に驚いたのは人口です。無知で恥ずかしいですが、2億2千万人もいて、世界で第4位だということは知りませんでした。インドネシアの人々が日本に関心を持ってくれているのだから、この機会に僕もインドネシアについて調べてみたいと思います。
最高の2時間が過ごせてとても良かったです。また、もっといろいろなお話が聞きたいです。本当にありがとうございました。
◆「日本のODAの現状」ということで、まず最初に、たくさんの知識を得ることができました。
世界192カ国という中で、発展途上国が約150カ国。人口で言うと65億人のうち48億の人が途上国の人で、世界には何億人という人たちが、栄養が足りない、水が飲めないなどで苦しい生活をしている。それを改めて知り、自分たちは豊かなのでその人たちに力を貸す必要があると思いました。日本はODAでたくさんの発展途上国に援助しているが、それは相手国のためだけではなく、私たちの日々の生活にも直結しているということを知って驚きました。
学校の授業では知らなかったところまで詳しく知ることができ、大変意義のあるセミナーになってうれしく思いました。
◆日本の援助の特徴は、一時的な援助ではなく、その援助がなくなったときでも続くようにすること、顔の見える援助、自立を助ける、「貧しい人への施し」ではなく、ともに汗をかいて国づくりであることを知って、日本の援助は、相手の国のためになるようにしているんだと思った。
途中で、インドネシアでの経験をお話しいただいた。話を聞いていると、やはり日本はとても豊かであると思った。
今回のコースセミナーで、今までほとんど知らなかったODAについて知ることができてよかった。
◆ODAは、ちょうど学校の現代社会の授業でやっていたので、今までの講義よりも、より分かりやすく、より身近に感じることが出来ました。
正直に言って、「わが国日本も不況が続いて、財政状況が厳しいのに途上国へ援助が必要なのか」と今まで思っていました。でも、その支援が国際社会の平和と発展につながります。そして、そのことが回りまわって日本の安全と繁栄の確保につながるということだそうです。他にも、日本経済にもプラスとなる、国際的地位の向上の効果もあるそうです。これには、「なるほど」と言わざるを得ませんでした。
講演では、主にインドネシアを例にとって説明していただきました。なぜかというとインドネシアは東南アジアにおいて最も勢いに乗っている途上国のうちの一つで、日本の経済の発展にも深い関わりを持っているからです。今では「交番(女性のみの)」や「母子手帳」などの、日本特有のものがインドネシアに伝わり、治安向上や、乳児死亡率低下に貢献しています。
今後世界格差と貧困問題、環境問題の解決は人類生存のための大きな課題といえます。そのため日本には、途上国への支援にいっそう力を入れて取り組んで欲しいと思います。
◆今回の講演で一番考えが変わったのは、「世界への援助は恩返し」だということです。今までは援助をしてあげているという感覚でいたけど、そうではないということに気付くことができました。また、日本は発展途上国から石油や食料品などを得ていて日本も他の国との支え合いによって成り立っているんだなと思いました。
現地の人々が日本の援助をすごく感謝されていて、日本人であることを誇らしく感じました。日本の援助によって作られた橋などが紙幣や切手になっていて世界から評価されているんだなと思い、嬉しく思いました。
また、“シンガポールの交番"や“インドネシアの母子手帳"のことについて聞き、日本にいては気付かない日本の良さに気付くことができて良い経験になりました。
今後は日本の一員、世界の一員としてもっと国際協調について関心を持っていきたいと思います。
今回は経験談を混じえて詳しいお話をしていただき、ありがとうございました。
◆私は『ODA』とか『青年海外協力隊』とかは現代社会の授業で聞いたぐらいで、具体的にどんなことをしているのかとかどういう目的なのかとかあまり知りませんでした。
インドネシアでの活動も興味深かったです。インドネシアに母子手帳がなかったというのはとても驚きましたが、それをつくったというのはすごいことだと思います。とても難しいことだと思うし大変だったと思います。でも、今だんだん普及してきたというのはがんばった成果であって、とてもすごいと思いました。
日本という国が世界にこれだけ貢献してきたのかと思うとなんだか嬉しくなります。松岡さんのお話を聞いて、自分の中で変わったものがあると思います。ありがとうございました。
◆今回の松岡さんのコースセミナーは今まで全く知らなかったことについて触れて知ることができたと僕は思いました。コースセミナーではじめての外務省の方がこられてODAについて説明していただけるということで少し緊張している中で来てくださったのは僕のもっていた「年をとっている男の人」という外務省や日本の公務員のイメージとはかけはなれた若い女性だったことに少し驚きを感じました。
あまりなじみのないと思っていた「近いようで遠い国」と思っていたインドネシアと日本との結びつきが強いということにとても驚かされました。外国から看護師を受け入れるというのはインドネシアからだとは思いませんでした。
今回のコースセミナーではいろいろなことが知れて楽しかったです。
◆世界には、貧富の差が存在することは知っていましたが、まさかこれほどであるとは思いませんでした。特に、1日1ドル未満で生活している人が、11億人もいることは、驚きを通り過ぎて、ショックでした。私は、学校の食堂でいつもきつねうどんとラーメン、合わせて450円程度を食べています。つまり、昼食だけで、11億人の4倍良い生活を送っているのです。私には想像できないから「悲しかった、何とかしようと思った」とは書かないし、書けませんが、純粋にショックでした。このことは、もう少し考えたいと思います。次に驚いたのは、今、日本で食べているもののほとんどは外国で作られているということです。ある程度は知っていましたが、それは、「知ってる」とは呼べないぐらい少しであることを知りました。中でも、日本独特の焼きそばや納豆の80%が日本では作られていないことには驚きました。
ODAに関してでは、私の考えていた、「上から」ではなく「求められるから」であることや、日本の援助が、ただお金をあげているだけでないことがわかって良かったです。