◆外務省は,日本と世界をつなぐ,大事な役割を担っている非常に重要な機関であると,改めて実感した。また,日本をはじめ,先進国は,より積極的にODAの活動に取り組んでいく必要があると思った。理由は,発展途上国が多いことと,それを援助する先進国がODAの活動に使う予算が大変少ないことだ。南北問題や南南問題が未解決のまま,グローバル化が進んでしまうと,より一層経済格差が広がってしまうのではないか。日本は世界一好感度の高い国であるそうだが,それはひとえに,外務省の様々な活動のおかげであると感じた。そして,今は,韓国や中国からの好感度が低くなっているが,これからの日本の活動次第で改善できる余地はあると,強く感じた。
◆多くの国が日本に対して好印象をもっていて高い評価をしていることを知りました。外国からの日本の印象をいい状態で保つために外務省で外交の仕事をしている方々がいるということを実感しました。外務省では,外国の方々と話し合いをして日本の国益を守るということをやっているとおっしゃっていて,一つの国益を確保できたときの達成感や喜びがやりがいとなっているのがすごく良いと思いました。また,異文化に触れることができるのはすばらしいと思います。外交官は通訳ができるレベルの外国語力が必要だとおっしゃっていましたが,同時に海外に出ることを外国語が話せないからという理由で諦めない方が良いともおっしゃっていました。海外に行って色々なことを経験してみたいと思いました。
◆お話の中で,ODAやGDPのことなどについて理解を深めることができました。外務省の仕事については,小さいころから憧れがあり,実際に中に入ることができて,とても感動しました。お話を聞いていくうちに,外交官の仕事は決して派手なものではないが,重大な責任の伴う,やりがいのあるものだということが分かりました。現在の日本では,近隣諸国との問題が深刻となっていますが,そういった解決の容易でないものに向き合っていくということに興味もあるので,外務省も将来の進路の一つとして考えていきたいです。
◆外務省って,何だろう?と思いながらの研修でした。何となくしか仕事内容が分かっていなかったのです。しかし,実際に外務省内に入ってみて,驚くことや感動することがたくさんありました。わたしは外国が大好きで,いろいろ調べたりもしますが,GNIのランキングに,モナコやリヒテンシュタインなどの小国が入っていることや,途上国への援助がものすごく少ないことなど,初めて知ることは多くありました。
「英語を話せればそれは1つの武器になる」「言葉を話せないからこの国には行けない,とは考えないほうは良い」など,本当に参考になる名言をたくさん残して下さった先輩,ありがとうございました。将来について考えるときに,必ず役立つ情報をたくさんいただきました。