◆「一番大切なことは『ODAは日本と国際社会全体の未来の為の投資である』ということです。」と講師の方が仰っていたのに感銘を受けた。この変化が著しい時代に沿って世界から評価されるODAも柔軟に形を変えていけるのは、このような志・ビジョンがあるからなのだということを学んだ。今後、国際協力をめぐるニュースを見ていく際にもその裏にある思想やビジョンに考えをめぐらせるようにしたい。
◆開発援助は慈善事業ではなく、世界の人たちが共存するための義務であると考える。また、これからの開発援助では第一次産業から第二次産業へ転換して行く為の技術の伝授・環境作りなどが重要だと私は思う。
◆過去から今現在も、ODAのあり方は常に変化しています。そして先進国である日本の我々が世界の中でいったいどういう役割を果たしていけるのか、そして果たしていきたいのか、私たち一人一人が考えていく必要があるのではないかと考えさせられました。
◆かつて、日本は戦争によって国土が焼け野原となった。しかし、戦後の多くの国々からの物的・精神的な支援によって、奇跡的な戦後復興を遂げることができた。その経験を活かし、貧困に苦しみ、情勢が不安定な国々に、平和と経済発展をもたらすことが、日本の責務ではないだろうか。世界平和の構築と、安定した経済成長を共有する世界の実現のため、日本のODA政策は必要不可欠であると、私は思っている。
◆日本も、先進国としてこれから、知見・技術の伝達をしなければならない。2011年に起きた東日本大震災から、防災、復興、原発対策など日本として世界に伝達すべきことがたくさんでてきた。そういった知識、技術を発展途上国に伝えさせることが日本の役割だと感じた。
◆日本は、他の国に比べて無償資金協力ではなく、有償資金協力が多い。人によってはこれをケチだと感じる人がいるかもしれないが、私はこの姿勢を素晴らしいと思った。これが自立を促すODAの正しい形だと思った。日本も昔は援助受け入れ国であり、現在の私たちの生活自体が世界中の国・地域に支えられているという事を忘れずに生きていこうと思った。