◆今回の講演会でのお話を伺って,ODAについての知識を深めることができました。このような貴重な機会をいただき,大変うれしく思います。私は今までODAについては漠然としか知りませんでした。まず驚いたのは全世界が200カ国近い中で,そのうちの148もの国々が発展途上国だということです。その中でも豊かさに程度の差はあるとは思いますが,豊かな国がますます豊かになる一方で世界にはまだまだ多くの国々が貧しさから抜け出せていない事実を改めて確認しました。そして日本のODAの歴史が60年近くにもなることを知り,驚きました。私にとって興味深かったことは,日本が援助として資金を提供するだけではなく,日本独自の技術を積極的に発展途上国の未来のために伝えるということです。講演のなかで,自然災害がもたらす被害を最小限にするための技術についてのお話がありましたが,このような分野を通した支援こそ日本が今後担っていくべきものなのではないかと感じました。実際にビデオなどを通して日本のODAの支援を受けている人々の声を聞くことができたら,私のような学生もODAをより身近なものとして考えることができると思います。また,講演会の後にODAのサイトを見て,日本が特に教育における支援を重視していることを知りました。私はその中でもUNICEFやWFPと連帯して行っている教育支援に興味があります。今後は自分ができる支援の形を探していきたいと思っています。
◆開発援助などに興味があるので,今回の講演会は日本にとってのODAや,実際のODA支援がどんなふうに行われているか知ることができるよい機会でした。外務省で実際に途上国支援に携わっている方から直接お話を聞くことができ,知らないこともたくさんあったので勉強になりました。ODA支援が日本にとっての経済的利益でもあるという部分は今までに聞いたことがないことも多く,ODAの別の見方を知ることができました。また,同時にODAや途上国支援の問題点も知ることができて,より理解を深められたと思います。講演会後の質問の受け答えで実際の支援で難しい点,課題などについて詳しく答えてくださったので,質疑応答の時間はとくに有意義な時間だったと思います。個人的には,開発援助の仕事そのものにも関心があるので今西さんが普段どんなお仕事をしていて,どのように途上国支援と関わっているのかももっと詳しくお聞きしたかったです。