◆各国のアフリカ開発に対する取組やアフリカ進出への思惑,狙い,またアフリカ内部の現状や問題点を調べれば調べるほど,アフリカ開発の難しさや,アジアへの開発と大きく違う点が多々あり,一筋縄ではいかないこと,複雑に問題が絡み合っていて多面的に様々な視点から問題を捉えていく必要があるということを実感しました。また,模擬会議をしてみて,うまく他国との話が進まなかったり,お互いの利害がぶつかり合ったりして,よりリアルに実感する事が出来ました。
◆今回,「アフリカ諸国と対等なパートナーになる」ことを考えました。ODAの援助を行って,歴史的な意識問題も少ない日本だからこそアフリカ諸国と真の交友関係を築けると考えました。アフリカ諸国が自立できるまでの間は支援を続け,そしていずれアフリカ諸国が成長してきたのならお互いwin-winな関係を目指せたらいいと思いました。
◆自国以外の国の立場になって援助や開発について考えることはとても難しかったですが,情報を調べて比較優位,長所,短所を考えてプロジェクトを組み立てるのはとても勉強になりました。会議を行い,各国の思惑があるなかで,自国の利益と他国や全体の利益を考えて最善の利益を出すという,外交の難しさを感じました。
◆日本のODAに関して,日本の技術,特に民間企業のもつ技術をうまく利用した形で官民連携をとり,日本の欠点(アフリカ開発の経験が少ないことや支援金額など)を他国とうまく連携を取り,各国と協力した形でアフリカの事を思って開発を進めて行けたらいいと思います。
◆アフリカの自立にむけて真の援助が一体なにかということを新たに考える必要があると思いました。無償資金を提供するのか技術移転するのか,民族問題や国作りを介入するのか等様々な選択肢があります。また,アフリカなどの支援受け入れ国の立場からすると,そのような支援が将来自立に有利なのか,自国の国益が確保出来るのかという点も考慮する必要があり,アフリカに対して一方的に支援するだけではいけないと思いました。
◆今回アフリカについて調べて,紛争などの一面もあるが,資源が豊富になり,市場としても世界から注目されていることが分かりポジティブな面が多いことに驚きました。
◆日中両国が協力するのは課題が多いかもしれませんが,アフリカに多くの人材をもつ中国と,進んだ技術を持つ日本とが協力することが出来れば,とてもいい結果が残せると思いました。アフリカの自立のためにはまだまだたくさんの課題があり,その課題の中にはアフリカ自身が解決しなくてはいけないこともあると思いました。
◆アフリカに対する支援の方向性はどれも長所と短所があり,その中でアフリカの国々が何を選択し何を妥協すれば自国の利益が最大となり,国際社会の立場を築いていけるのかというのは非常に難しいと感じました。貧困や民族紛争から政治体制や法制度をどう変えるべきなのかということまで全てが開発援助に関わってくるのだと知りました。相手国に何が必要とされているのかを考えることが最重要だと思いました。
◆模擬会議から,ODAというものは,有償と無償も含め,今の国際社会で非常に大きな役割を担っていることを実感出来ました。途上国にとっては,自国での技術不足からODAがなければ自国を発展させることは難しく,ODAが今後の発展を左右するものであると思いました。また,先進国にとってODAは,今後の市場の確保や資源の確保など,自分たちの産業を持続的に成り立たせるために必要不可欠であることを感じました。
◆本当の国際会議をイメージすることが出来ました。アフリカの事情や世界からアフリカへの援助の事情が分かるようになり,援助を受ける側も自ら解決方法を探さないといけないと考えました。支援側はアフリカが自立出来るような方法が必要であり,先進国の民間企業がアフリカに進出し,工場を作り,現地の人を教育して雇用するやり方もよいと思いました。
◆アフリカ現地住民の意識が変わるような支援が必要であり,意識を変えるには教育支援が重要だと思います。住民の意識が変わって,自国の発展方法がわかると,アフリカの経済も技術も拘束に発展できると思います。
◆模擬会議を準備する段階から,様々な資料を集めなくてはならず,情報を調べる過程から,アフリカや途上国の状況など,いろいろと勉強になりました。支援を行うことは,アフリカの石油や地下資源など,資源の確保という観点から見ても重要なことだと思いました。
◆アフリカについて話し合ってみると,自分で調べて発表して理解した時よりも,多方向からの意見などを取り入れることにより,さらに深い理解をすることが出来ました。模擬会議をしてみて,アフリカの問題がいかに深刻なのか知る事が来たし,解決する方法をもっと考えてみたいと思いました。
◆支援方法を考えるとき,被支援国のどのような立場の人にどのように働きかけるのか明確にし,どこをwinのターゲットにするのかをより熟考し,はっきりさせる必要があると思いました。
◆インフラ支援だけでなく,教育を重視することで,個人の道徳を高めて国としての底力を上げることが最も効率的な支援ではないかと思いました。