◆今日の講義で印象に残ったのは,企業が海外へ事業を展開する際に,国際協力が有効な手段としてみなされているということです。被支援国にメリットがあり,支援国にとっても,自国の経済成長に大きく貢献しているという,双方にとってプラスになるのはとてもよい方法であると感じました。
◆日本は「人間の安全保障」という点に力を入れており,お金だけをばらまくというのではなく,被支援国の国民のことを考えた支援をしているということを学び,これは被支援・支援国相互の発展が見込め,とても効率的だと思いました。
◆国際協力を行うことによって,世界の中での日本の地位を向上させ,日本の技術を普及させることは,世界からの日本に対する信頼感を高め,さらなる日本の経済・産業の発展につながると思いました。
◆日本は資源に関しては外国からの輸入に頼らなければならない現状にあります。頼ってばかりではいけないので,その分国際協力で援助を行い,「持ちつ持たれつの関係」を維持していくことが大切だと思います。
◆国際協力によって相手国との関係が良好に保たれ,国力が上がれば,日本の製品を相手国に輸出し,市場を広げることができるうえ,相手国のニーズに応じて製品の開発をすることにもなり,経済関係においても有利になると思いました。
◆ODAの目的は3つに分類できると思います。1つが「相手のために」という慈善的な形。2つ目が「自国のために」という戦略的な形。そして,相手国と自国の利害関係がうまく一致した時に得られる両国の強い結びつきが世界各国を強く結びつけ,そのことで第3の意義「世界平和の構築」という目的が達成されると学習しました。
◆国際協力は,途上国の貧困削減や平和構築,持続的な経済成長に貢献することができる上,ODAによって地球規模の問題解決が可能になった場合,それはすなわち日本も含まれ関係してくる問題の解決でもあるので,日本自身の利益にもつながるものとなると思います。またそれが世界的に認められることで,世界の中での日本の存在が大きくなることも日本の利益になると考えます。
◆顔の見える確実な技術援助は,支援される側にとっても役立つものであるし,技術者の人格育成にもなり,国内の人々の理解も得やすいと思うので,賛成です。
◆企業による市場の拡大と国際協力はとても近いと感じました。市場を拡大し,日本も相手国も経済が活性化するということになれば,それは双方にとって価値のあることであると思います。