◆MDGsの現状や2015年より先の展望を聞き,国際社会の中の日本の取るべき対策について考えさせられました。貧困や教育などの問題はもちろんのこと,日本独自の発想である人間の安全保障を取り入れた新たなMDGsのもと,各国が協力してより良い社会が構築されることを強く望みます。他方,日本のGNIにしめるODA比率の低さや国際協力への国民の理解の低さは改善されるべきだと感じました。行政だけでなく,国民一人一人が国際社会に向けて何が出来るのかを考えなくてはいけないと思います。
◆MDGsが設定されている背景を知り,MDGsの本質的な部分を理解できたことに加え,次回の開発目標で議論されうる論点を確認出来ました。最も難しい問題だと感じたのは,それぞれの国の状況を考慮しつつ「普遍的な」目標を作ることです。特に紛争やガバナンスの問題は,それぞれの国の歴史的背景に大きく関わるため,どこまで「普遍的」または「各国の状況に即した」目標にするかは,非常に判断が難しく,各国の合意を作るのも大変ではないかと思います。
◆MDGsについての現状と日本の視点に基づいた目標が,今回の講演によって明確に理解出来ました。また,実際に国際関係の仕事に従事されている方の知識や経験に基づいた視点を聞くことが出来,興味深かっただけでなく,国際社会で働くことが今までより一層身近な現実として捉えることが出来ました。
◆日本政府が2015年より先の枠組みに関してどのような意見を持っているかを知ることが出来て良かったです。MDGsの達成に加え,国際社会の変化に合わせて,次の目標をどう設定していくべきかということを考えなくてはならないと改めて感じました。特に,「持続可能性」と「発展」との両立を行っていくことは非常に重要であると同時に難しい課題であると思います。
◆講演の中で,ポストミレニアム開発目標の枠組みについて,人間の安全保障という点を強調されており,この目標設定は人々が安心して生きることができる社会を構築していくための重要なステップであると感じました。しかし,その重要性に加えて,地域によって問題が異なるため,目標設定に至ることの難しさも十分に理解しました。他国の意見のバランスを考慮しつつ,問題の本質を見抜く作業が,この目標設定には不可欠であると思います。今後,この課題を克服し,世界中に革新を起こしていくためにも,私達青年が自らの力を磨いて行くことは必要だと強く感じました。
◆様々な問題の中から何に優先順位を置くかということは,人や国によって異なるので難題だと思います。日本国内だけでなく世界レベルで考えることが必要であり,政府だけでなく,私達若者が様々な問題を解決していかなければならないと強く感じるようになりました。