参加希望 ODA出前講座

第199回ODA出前講座 開催報告
~茨城大学~ 感想(抜粋)

ODAを行う意義を多面的に学べたことはとっても勉強になりました。感染症や地球温暖化といったグローバルな問題の解決に取り組んでいることに共感できました。また,東日本大震災の時に世界中の国々が「日本に恩返しを」と思い,支援をしてくれたという事実は,助け合いという精神が国レベルでも存在することを示す出来事だと思います。今後も積極的にODAに取組み,国際的潮流や影響などにとらわれずに,より有効で実践的な二国間援助に力を入れて欲しいです。
国内のODAに対する見方が変わってきているという話が印象に残りました。私達のような戦後復興から高度経済成長期に世界銀行から支援を受けたという経験を知らない世代が世論調査に参加するようになったことや,自国の復興も未だ完全ではないのに,他国に援助する金銭的余裕はないという社会の移り変わりや現状が国際協力援助に密接に関係していることに驚きました。東日本大震災のときに各国から援助がきた話を知り,他国にとって日本は大切な存在なんだと実感できたので,日本は今後もその国に見合った支援を柔軟に行っていくべきだと思いました。
自分がどれほど世界の状況に対して無知なのかを知りました。これは日本で不自由ない生活を送っているため,外に視線を向けられなかったり,悲惨な状況下にある国から目を背けているのが要因だと思います。国際協力への理解を深めるためには,まず自国の豊かさや他国の現状をありのままに受けとめ,両国の発展を考えることから始まるのだと考えます。
国際協力が被災地の復興へ繋がるということが印象に残りました。やはり,世界への援助は日本の再生や経済成長につながるものだと改めて思いました。現在,日本の経済状況が悪化し,ODA資金が減っていますが,国益の観点からODAを推進すべきだと思います。また,地球温暖化の議論など日本が国際会議の場で発言し,リーダーシップをとるべきだと思うので,そのような場での発言力を増やすためにもODAは必要だと感じます。
一番勉強になったのは,日本の援助が真の援助だけでなく,国益のためにも援助しているということです。日本は狭い国で資源が少なく,資源や食糧を他国に頼るしかない状況にあります。援助を通して国益を得ることが出来,途上国を援助することで日本もまた助けられていることが分かりました。
日本は有償資金協力の方が無償資金協力より多い割合を占めていることを初めて知りました。日本がこれほどたくさんの国と国際協力という部分で接点を持っているとは思っておらず。国際協力に対してのイメージが変わりました。
今まで,国際協力は経済的な面とインフラ整備が最も重要なことだと考えていました。しかしその国々で生活している人のことをしっかり考えて,その国の人たちのためになる支援,今後のためになる支援をしていくことが大切なのだということを知ることが出来,とてもよい勉強になったと思います。
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