参加希望 ODA出前講座

第197回ODA出前講座 開催報告
~中京大学~ 感想(抜粋)

「ODAを取り巻く内外環境の変化」の話では,ODA予算の大幅削減やODAに対する共感の低下,国民の関心度の低さなどが挙げられていました。しかし,東日本大震災の復興支援として海外からたくさんの寄付金が寄せられています。これは今まで日本が,海外に対していろいろな場面で貢献してきた恩返しの表れだと思います。そのため,これからもODAはもちろん,あらゆる場面で世界とつながっていてほしいと思いました。また自分自身にも何かできることがあったらどんな形であれ貢献していきたいです。
今まで名前を聞いたことがある程度であったODAについて,具体的な活動や課題などの概要を知ることができ,非常に参考になりました。まず,ODAとしての活動を行う上で支援を行う側と受ける側に価値観の違いがあるということが非常に重要なアクターとなると思いました。確かに,支援する側の一方的な考えでは真なる支援とは言えないと感じました。
日本がODAを行う理由について,最初は先進国だから当たり前だと思っていました。しかし,実際はグローバル化が進んでいる時代なので,国際社会においてビジネス面でも他国の仲間とより親交を深めたり,または地球や日本という国を守ったりなどいろいろな理由があることを知りました。また,今後のODAの取組についてですが,国民が理解できるようにきちんと説明したうえで支援をしていくべきだと思います。また,その結果やメリット・デメリットなどもきちんと表明していくことが大切だと思いました。
他国に対する援助の重要性を理解することができました。日本は他国からの輸入に頼っている部分が多いため,良い外交関係を築くためにも他国に対する援助は必要であること,日本が困った時に援助を受けられることにつながることを知り,とても納得しました。日本だけのことや今の状況だけを考えるのではなく,世界規模で先々のことを考えて政策を行うことが大切であると思いました。
講座を受ける以前は,ODAは国際援助が必要な国に資金や技術を「寄付」しているようなイメージがあったのですが,援助した国は輸出相手国にもなり,パッケージで支援をしておくことで日本企業の海外進出に結びつけることもでき,支援した結果は日本にも返ってきている,といった話を聞いて,自分の視野が狭かったことを知りました。ミクロ・マクロの視野でとらえて,時間的なものさしで考えることが大事だ,という話も参考になりました。
日本はもっとODAに関して国民に知らせる必要があると感じました。日本国民はODAに関心がない人がたくさんいます。私は今回の講義をきいて,東日本大震災の復興のきざしがみえてきたときにはアジアなどの困っている人たちに支援の恩返しをする必要があると思いました。
このページのトップへ戻る
前のページへ戻る目次へ戻る