参加希望 ODA出前講座

第186回ODA出前講座 開催報告
~学習院女子大学~ 感想(抜粋)

アフリカの人々が抱えている様々なコンプレックスがアフリカの開発を難しくしていることが分かりました。でも,親のコンプレックスを子供たちが引き継ぐ必要はないと思います。民族や宗教の違いによって起こる摩擦を今後どのように解消しつつ,共生していくのか,難しい問題ですが,興味がわきました。
日本人と似ているところがあるなど,新しい視点でアフリカを見ることができ,どう支援し,開発していくか考えることが出来ました。また,アフリカを開発するというのは,ただ支援するというのではなく,現地の人々が自らの力で自立できるようにしないといけないと思いました。
貧しくてもキラキラとした笑顔で幸せそうに笑っている子供たちの写真を見て,今普通に暮らしている当たり前の幸せを私たちは自覚し,もっと他国に目を向けていくべきだと思いました。アフリカの人々には希望を捨てず,自分たちの手で国を変えていけるという自信を持ってもらうため,開発する側とされる側が相互に協力して,頑張っていけるような支援をして欲しいと思います。
他国を支援する際は,その現地の人々や土地に合った方法で行い,将来的に援助する人が居なくなっても自らで開発し続けられるような支援が必要であり,支援する私達が,彼らの本来持っている能力を押しつぶしてはいけないと思います。よって,国際協力の問題は途上国の人々に限らず,支援する側にもあると思いました。
その国に住んでいる人の性格や特徴,背景を理解しないと開発は出来ないのだと実感しました。アフリカの人々が「やればできる」という思いを抱けるように,ただ物をあげるだけではく,手に手を取って一緒に考えて行動するのが大事なのではないかと思いました。
援助と一言で言っても,様々なやり方があり,どのようなやり方が今後のアフリカや日本,そして世界にとって一番適切であるのか考えていくことが今の一番の課題であると分かりました。アフリカについてこれからも,もっと考えて学んでいきたいです。
アフリカが日本のように経済発展を目指すにしても,今の日本社会は必ずしも幸せとは言えません。そのため,アフリカ開発の目標は,今の日本ではなく,アフリカの人々が今の幸せを決して壊さずに,もっと幸せになってもらうことだと思います。経済的発展は必ずしも精神的な幸せをもたらすとは思いません。資源があることや宗教的なものがよりアフリカ開発を難しくしていることを学びました。
アフリカは多くの資源が存在することから,様々な国が関心を持ち,たくさんの支援をしていることが分かりました。支援をする国の意欲だけではなく,支援をされる国自体に向上心や改善したいという気持ちがないとうまくいかないと思いました。
アフリカの人々はもっと辛そうな顔をしているのではないかという先入観がありましたが,講義中に見せていただいた写真は,どれも素敵な笑顔の人々や子供たちが写っていて,とても印象的でした。むしろこうした表情を自然にすることが出来るアフリカの人々の方が本当の意味で幸せで心が満たされているのではないかと思いました。また,この笑顔が存在している限り,何でもやれば出来ると改めて思いました。
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