◆一番印象に残った話は,相互理解についてです。相手を理解するということは相手の考え方を考え,自分の考えを受け入れてもらう,そのためには自分の考えが相手の利益になることが必要です。このように考えることで自分の利益にもなってくると聞き,理解するということはとても奥深いことだと思いました。このことは外交だけでなく普段の生活にも関係していると思い,外交に必要な能力というのは普段,人に接していくうちに培われていくものだと思いました。また,これから日本が途上国に援助をしていく中で,日本が先進国となるまでの経験を途上国に伝えていくことが出来たら,相互依存の中で自立していけるのではないかと思います。私に出来ることは,今後もさらに国際問題に興味・関心を持ち,目の前の課題に取り組むこと,日本人として積極的に何かを発信してくことです。
◆日本の役割は,自国が通った道を外国に教え込むのではなく,違う発展の仕方もあることをアドバイスしていくことだと教えていただきました。日本も幸福にならなければならず,それは途上国の人々への援助を続けるうえで探し出していくことができると知りました。また,援助をしていく上で大切なことは,感情論になるのではなく,細かな課題を1つ1つ解いていくことだと知り,私も将来そのような活動に携わっていきたいと思うので,今回学んだことをしっかりと心に留めたいと思います。
◆今回いろいろな話をお聞きして,私も何らかの形で世界と関わり,できればお互いの国の発展のために尽くしてみたいと思いました。
また,自分の意見を一方的にぶつけるのではなく,相手にとっての幸せや,将来を考えたら,それが自分の利益にもなるという,持続可能な社会を目指して,相手を理解する,どうして相手がそう思うのかを考えるといった,小さなことから始めていこうと思いました。
◆外交や援助をする中で,感情論で解決することはできず,冷静に判断していくことが大切なのだということがわかりました。援助はボランティア精神100%ではなく,日本のビジネスチャンスを広げるためなど,日本のためでもあるということを聞いて驚きました。援助したいという気持ちと,私たちができることとの間には溝があって,一筋縄ではいかないのだと思いました。
◆「援助」という面だけでODAを与えているのではなく,日本の30倍規模の「市場」としてアジアなどの途上国とつながりを持とうとしているということも知りました。お互いが相互に発展していくためには,相互協力の考え方が必要であると思いました。