参加希望 ODA出前講座

第169回ODA出前講座 開催報告
~慶応義塾大学~ 感想(抜粋)

ODAは日本の国際的地位の向上の一助となっており,日本の外交において欠かせない役割を担っていると思います。また,日本は発展途上国の恩恵を大いに受けていることや,地球規模の問題の解決に繋がるということ,今回の東日本大震災のケースのように,日本に何かあった時に助けてもらえること,そして,発展途上国が日本の質の良い支援を必要としているということなどを考慮するとODA予算は削減してはいけないと思います。国民の理解を得るために,オールジャパン体制の強化,現場主義の強化,情報の充実と透明性の向上,また今回のような出前講座もとても有意義であると思います。
日本のODAがこれから目指していくべきものは,国民の賛同を得つつ,発展途上国の問題解決をすることだと思います。日本企業の99%以上は中小企業が占めており,かつ世界に誇る技術を持っていることを考えると,中小企業との連携は民間を巻き込むODAとして有効な手段だと思います。それにより,今後国益と国際益を両立させるODAとして賛同を得られると思います。
ODAの本来の目的は「永続的な支援体制の確立」ではなく,「経済的自立の支援による貧困からの脱却」であることを学びました。日本の外交政策の最前線で活躍されている方のお話を聞くことが出来て貴重な体験でした。
今回の授業を聞き,日本の経済成長の意義としてもODAは必要だと感じました。今後のODAの課題としても挙げられていた,日本全体を巻き込んだODA政策に興味を持ちました。JICAと協働できるようなNGOとの連携強化,BOPビジネスとして発展途上国に進出したいと考える中小企業との連携強化,地方自治体や大学との連携など興味深い話が多かったです。
ODAによってイデオロギー対立が予防されるなど,日本が守られているのはODAのおかげだということに気づきました。日本は軍事力をもてない立場のため,ODAを積極的に行って諸外国からの信頼を高めて,よりよい友好関係を築き,安全かつ確実に国防していくべきだと思いました。
ODAの概要について再確認できたとともに,日本のODA事情についてグラフの提示などによりイメージしやすくなりました。お話にもあったように,「官」だけでなく「民」が一体となったオールジャパンの姿勢を広め,現状を打開していくことが重要であると感じました。
話を聞き,なんとか老若男女に国際協力を理解してもらって,日本のODA実績が減少するのを何とか食い止めたいという熱意を感じました。そのためには,対象に合わせた広報活動が大事だと思いました。
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