◆途上国に学校を作る取り組みがあることは社会的にも有名だと思いますが,それが「無償資金協力」に分類されるということはほとんどの人が知らないと思います。国家予算からODA予算は出ているので,具体的な支援の方法であったり,支援にかかったお金であったり,私たち国民はもっとODAについて知る必要があると感じました。
◆今回の講義では,日本のODAがどんな組織で具体的にどんな活動をしているのかを詳しく知ることができました。日本のODAの援助額は,世界的には第5位と上位である反面,日本の予算から考えると,社会保障・公共事業が高い割合を占めており,ODAの予算は全体のわずか1.1%しかないことに驚きました。
◆実際に外務省の国際協力局で働いておられる方に現場レベルの話を聞くことができ,とても参考になりました。日本のODAに対する予算は,世界で5位であり,外国の開発援助やインフラ整備などの様々な分野において貢献していることを理解しました。
◆警察の支援やDDRなど長期的な支援,食糧支援などの短期的な支援と様々な方法で支援しているようですが,自分が特に印象に残ったのは草の根支援というものでした。「行動」を重視した上で即効率のある有意義な支援だと思いました。
◆草の根・人間の安全保障無償資金協力は大変良いと感じました。特に一般のプロジェクト無償との違いである,対策の早さというものはこれからの国内の復興だけでなく,外国支援でも大切な事だと思うので,是非普及して欲しいと感じました。
◆今回の講義でODAの一環としてNGOや公益法人等の団体により,支援国の地域住民を対象とした人々の生活改善・生計向上に直接役立つ分野への,草の根レベルのきめ細かい活動などが行われていることを知れて良かったです。
◆ODAなどを行うときに,全員で目的,意識を共有できるように「方針」を立てることの大切さを知りました。バラバラな支援を行うよりも,どの国に何が必要なのかを把握し,適切な支援を行うことが大切だと分かりました。金銭的,物的支援も必要ですが,何より技術的支援が必要だと感じました。
◆今回お話を聞かせていただき,ODAは我が国外交を推進し,国際貢献を果たす上で最も重要な外交手段の一つという位置付けの下,外務省が行っていることが分かりました。海外へ行き,様々な形で協力し,人のためになることの仕事にとても興味が湧きました。
◆その時々の国際情勢に対応した仕事をするというのは,実に外交官らしく,興味深い話でした。治安の悪い外国で,銃声の飛び交う中で仕事をするのはとても大変なことだと思うし,そういう人が日本の外交を支えている事実を頼もしいと感じました。
◆今回の講義を通じて,ODAは私たちの普段の生活にはあまり馴染みはないけれど,私たちの見えないところで,縁の下の力持ちのような大切な役割を果たされているのだなと感じました。特に,草の根・人間の安全保障という開発途上国における日本のNGOや地方公共団体の活動の支援もされていることが印象的でした。