◆COP10について,なんとなくしか知らなかったので,今日は貴重なお話が聞けてよかったです。生物多様性の問題は世界全体で共有すべき重要な課題であり,大きな問題ではあるけれど,私たち一人一人が関心をもって目を向けていかなければいけない問題でもあると再認識しました。私たちが日常何気なく生活する中で手にするもの,目にするもの,口にするもの,身につけるものの背景には世界とのつながりがあるということを忘れてはいけないと感じました。COP10という世界的な会議において日本が議長国を務め,名古屋議定書を採択できたことを誇りに思いました。環境問題は私たちが直面する大きな課題ですが,今後そのためにできることも多く,可能性も広がっており,自分のできることから始めていきたいと思いました。
◆出身が愛知県なので友人がボランティアとして活動していたり,準備段階からディスカッションに参加していたりして,COP10は身近なものになっていましたが,実際にどんな取り決めがなされ,その決定を受けて世界ではどのような活動がなされようとしているのか全く知らず,大変勉強になりました。
生物多様性とビジネスの連携はまだ薄いという事実には驚きました。多種多様の生物を地球上から消し去ったのも人間だということは忘れてはいけないと思います。
今回COP10が日本で行われ生物多様性という言葉が注目されましたが,ただの言葉に終わらせることなく,ひとりひとりがその言葉の意味を考え,自分の生活とリンクさせて考える必要があると思います。
◆地球の誕生から今日までの歴史の中で大絶滅は火山の爆発や隕石の衝突が原因だったのに対し,現在世界が直面している大絶滅は人間が主な原因であること,その進行するスピードが桁違いに速いという点で他の大絶滅とは完全に異質なものであるという事実に衝撃を受けました。また,そのような全く異質で最大の負の歴史を作り出してしまったことに,人間は気づき,まず大いに悔み,改めなければならないと思いました。
◆今まで外来生物によって在来種の存在がおびやかされているということにさして危機感を抱くことはありませんでしたが,生物多様性が失われることによって生じる危機について心底恐ろしいと思いました。また,今日のお話を聞いて在来生物の存在はその風土の特徴を体現するもので,生物多様性は豊かな文化の象徴であるとの言葉に目が覚めるような思いがしました。自然と我々の生活は切り離せないものであると再認識するとともに「自分には何ができるのか?」を自問自答し危機意識を持つことが肝要だと思いました。
◆実際にCOP10を運営した方のお話でとても興味深かった。関連動画を見たところ,2つの議定書が会議終了時刻を大幅に過ぎた真夜中にようやく採択されたときの達成感のあふれた会場の空気に感動した。全会一致までの資源を保有している途上国側の意見と資源を利用する側の先進国の意見の折り合いなどの苦労に触れてCOP10に賭けていた外務省側の熱意が伝わってきた。このように1つのことに集中して各国が議論を交わし,その過程で世界が一瞬でも一つになっていく機会も貴重だと思った。JICAやNGOが取り組む発展途上国の救済という点とはまた違った視点で世界を見ることができた。
◆日本では食料の輸入割合が6割で,木材の輸入割合は8割もあるのが驚きでした。他にもいろいろな外来種が持ち込まれていたり,身近だと感じていたものが実は絶滅が危惧されていたりしてとても意外だなと思いました。絶滅の恐れがある日本の野生動物は本当にたくさんいるんだなと思いました。地球温暖化など,世界規模の環境問題がたくさんあるけれど,私たち一人一人がそのことを知り,何か小さなことでもできることをやっていけたらいいのかなと思いました。また,学生のうちにいろいろなことを学んでいこうと思いました。
◆世界の生物の多様性に影響を及ぼしている日本としては,大量のペット輸入により,カミツキガメをはじめ心ない飼い主が捨てた個体が繁殖して生態系を脅かしている現状は私たちは無関心ではいられないと思います。飼い主や業者に対してモラル教育を徹底していくのはもちろん,私たちも在来種を脅かす外来種について知識を得る必要があると思いました。
◆堅苦しくなく,わかりやすくおもしろいお話をきかせていただき充実した時間を過ごせました。COP10での実際の会議中の様子などはこのような機会でもないと聞くことができないお話だと思います。
◆中学生の頃から環境問題に興味がありましたが,ボランティアに参加するなどの大きな活動をしたことはなく,自分の知識にとどまっているだけだったことに気付きました。今できる勉強をしっかりして,自分に合う方法で人や環境に貢献できるようになりたいと強く感じました。
◆今話題となっている「生物多様性」の話を実際に携わっている方から直接聞くことができ勉強になりました。生物の種を守ることは,大気や水のバランスを保ち,私たちの暮らしや文化を守ることにつながっていると知り,重要だということが理解できました。また,名古屋議定書採択の時の苦労話を聞き,各国の意向をとりまとめることは大変なことであると分かり,議定書の内容をもう一度よく読んでみようと思いました。
途中でクイズや冗談を交え,堅い話をくだいておもしろく話してくださりよかったです。最後のアドバイスも大変参考になりました。これからはもっと英語や中国語の勉強をがんばろうと思いました。
◆生物多様性について学んでいるところなので,外交面からの視点で新たに考えることができて良かったと思います。第6回目の大絶滅が起こっていると言われている今日,国という単位・規模での動きはとても重要だと思います。コンセンサス方式ゆえの困難も教えていただきましたが,コンセンサスでなければ意味がないくらい大切なことなのだとも感じました。一方で,自分たち人間の活動が恐竜も絶滅させたような火山活動や隕石とは比べ物にならないほどの影響力があると自覚している人はいないような気がします。COP10が開催されていることは知っていても,具体的に何が行われているかわからないのでは,COP10の意義も100パーセントではなくなってしまう気がするので,もっと知るべきだと思いました。
◆今日のお話で自分の身の回りにいるたくさんの意外な生物が絶滅の危険にさらされていることに驚きました。地球はもちろん人間だけのものではなく,人間よりも長く存在する生物もたくさんいます。地球で共存する大事な仲間が消えている事実を見逃してはいけないと思います。まずは現状を知り,この現状を知らない人々に向けて情報を発信していくことも大切だと思います。大切な生物たちを一種でも多く生かしておくために,この環境を破壊してきた私たちの生活を見直す時なのではないかと思います。
◆今回のお話でCOP10でのエピソード,採択までのドラマなどを知り世界中で地球のこと,環境問題を真剣に考える人が大勢いて,みんな精一杯努力しているのだという実感がとてもわきました。このお話限りで終わりにするのではなく,ここから広げて自分で少しずつでも学んでいかなくてはならないと思いました。
◆生物多様性を守るために開かれたCOP10では,生物多様性の保全という最大の目的よりも,遺伝資源から得られる利潤をいかに多く自国に配分するかということばかり各国代表が焦点を当てており,いつまでも決まらない議定書は今の地球環境を無視する人間の活動を象徴しているようでじれったく思っていたが,今回の講義を聴き,ぎりぎりの交渉が多くの人の努力によってなされたものだと改めて感じた。何とか採択にこぎつけたCOP10の議定書だが,これからどう実行していくかが最大の課題だと思う。また,私たち一人一人にできることを探していきたいと思った。
◆環境問題のように一国の努力だけでは解決につながらない問題を複数の国の協力によって解決へ近付けるための外交の重要性を改めて感じました。環境問題のように複数国での対策が必要な問題が増え,外交の果たす役割はより広範になっていくと思います。
◆お話はとても丁寧でわかりやすく,質問などを交え,楽しく興味を持って聞くことができました。個人的には本気で外国語を勉強しようという言葉が印象に残っています。時間を自由に使えるうちにやりたいこと,やれることをいろいろやってみた方がいいなと思いました。
◆今まで外務省に堅いイメージを持っていましたが,今回の講義はおもしろくとてもわかりやすかったです。生物多様性については改めて人間の影響が大きすぎることに気付かされました。また,英語をもう少しがんばってみようと思いました。世界とつながるには言語が欠かせないので,もっと積極的に学んでいこうと思いました。
◆今回外務省の方に実際にお話を聞いて,むしろ社会人になってから語学の勉強をしたということを知り,驚きとともに希望を持つことができました。実際に海外へ出てみること,外国語をきちんと学ぶことなどを教えていただいて,学生生活へのモチベーションが上がり感謝しています。
◆COP10や環境問題などメディアで取り上げられた時は注目し,行動しようとなるのに,ブームが過ぎると忘れてしまうのは,私を含めて日本社会の悪いところだなあと改めて思い,継続的な活動の重要性を感じました。政府の仕事ぶりも,裏で汗水をたらして議論を重ねに重ねているということを知ることができよかったです。いろんな側面で偏見をもたず実際に見て,自分で考えること,その世界を知ろうとする努力をすることの大切さを学びました。