参加希望 ODA出前講座

第100回ODA出前講座 開催報告
~ODA民間モニターOB・OG会~
感想(抜粋)

ネパールのマオイストの話は以前にも聞いたことがありましたが、なかなか巧妙な動きで、政治のヘゲモニーを握っている状況が良く理解でき、興味深かったです。
多民族国家における政治運営の難しさの話を伺い、前々回伺った同じ他民族国家のマレーシアと対比し、政治リーダー(マハティール等)の存在と、そのリーダーシップが如何に国家運営の上で重要かが良くわかり非常に興味深い話が伺えてよかったです。
ネパールというと「ヒマラヤの国」と、ステレオタイプに捕らえていましたが、奄美大島と同じ緯度にあり、コーヒーや紅茶も産品と聞き、また実際にネパールコーヒー、紅茶をご馳走になり、イメージが大きく変わりました。もっとネパールのことを知りたいと思いました。
小学校の新任教師の月収が、8000ルピー(約10,000円)と聞き、厳しい経済状況が良く理解できました。
独立国でありながら、インドの属州のような政治・経済体制の状況や、中国の動きを聞き、改めて国境を大国に囲まれているネパールの難しい立場が良く理解できました。
ヒンドゥー教国であるネパールに根ざすカーストの話を、ゴミ収集作業に絡めて伺い、改めてカーストの存在を含む問題点などを再認識でき、目から鱗が落ちた感じでした。
停電(現在は11時間/日、昨年は最大16時間/日)が日常だとの話を聞き、また、「ウォーター-マフィア」なるものの話を聞き、ヒマラヤの観光立国からは想像できない深刻な問題を抱える途上国と言うことが良く理解できました。
自分の住む国がこんなに他国を支援していることに驚きました。どの国をどのような理由で支援していくか。これが非常に大切な問題だと感じました。
インドの属州のようなネパールの状況に、国家とは何か、国民とは何か、デモクラシーとは何か等々、大いに考えさせられるすばらしい講演でした。
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