2015年3月10日(火曜日),北海道札幌琴似工業高等学校に外務省国際協力局開発協力総括課の小山武課長補佐を講師として派遣しました。今回の出前講座では,同校の2年生300名を対象に「国際協力 日本の役割」というテーマで講義を行いました。
講義概要:「国際協力 日本の役割」
◆参加者からの感想(抜粋)◆
◆ODA(政府開発援助)というものを初めて知り,途上国の貧困削減や平和構築などに60年間にわたり貢献していて,資源や食糧の多くを海外に依存している日本にとってODAは重要な外交の手段であり,途上国との友好関係の構築や国際社会における日本の地位や発言力を強化していることが分かった。
◆ODAについての説明や日本が他国に支援している国々に対して,どんな支援をしているのかや,他国とのきずながとても深いと分かったので,日本はすごく他国から必要とされているのが分かりました。
◆日本が様々な国の手助けをすることで,何か災害があった時に恩返ししてもらえているので,これからも手と手を取り合い,外国からの信頼を集めていってほしいと思いました。
◆講演の内容が国際的なものでとても興味を持つことができました。また,日本の技術力は世界でも十分に通用するということを改めて理解できました。ODAについて関心を持つことができましたが,もう少し,貧困・紛争を詳細に説明してほしかった。
◆ODAによる途上国への協力により現地の人に日本への信頼を生み,また東日本大震災といった日本が大変なときに支援を返してくれる,互いに恩を与え合う関係に発展するなど,途上国との交流につながると分かり,ODAのもたらす益は相手の国だけではないのだと思った。
外国とのかかわりや外交への意識の持ち方,国際社会への関心を持つことの大切さについて学ぶことができました。
◆今まで日本の財政があまり良くないのに他国の支援をして大丈夫なのだろうかと思ったけど,今回の講座で他国を助けると,自国が困った時に助けてくれるなどのメリットがあることを初めて知ることができたので良かったです。
◆青年海外協力隊や海外でのボランティア活動には興味があり,どういう活動をしているのか,どういう人が行っているのかを知りたかったのですが,今回,講演を聞いて少し分かった気がしました。もし海外でのボランティアに参加出来る機会があったらやってみたいと思いました。
◆私たちのような高校生・学生たちが今からでもODAに参加でき日本の役に立てることとは何か。参加できる機会を作った方が良いと思う。