参加希望 ODA出前講座

第284回ODA出前講座 開催報告
~東京学芸大学附属国際中等教育学校~

 2015年2月23日(月曜日),東京学芸大学附属国際中等教育学校に外務省国際協力局政策課の濱田摩耶課長補佐を講師として派遣しました。今回の出前講座では,同校の中学1年生108名を対象に「私がアフリカで学んだこと」というテーマで講義を行いました。

講義概要:「私がアフリカで学んだこと」

  • (写真)講義の様子1

参加者からの感想(抜粋)

今までアフリカに対してマイナス(危ない,貧しい)なイメージがあったけれど,プラス(発展,温厚な人々)な事実を知ることができました。
 今まで,ODAのイメージは各国の偉い人々との話し合いしかしていないと思っていたけれど,一般の人々とも話し合いを積極的に行っていることを知った。自分の中で将来の選択肢が一つ増えた。また,途上国は危ない所ばかりだと今まで思っていたけれど,周りからたくさん意見,アドバイスをもらえば,安全なところもあることが分かりました。自分も何かできることがあれば,ぜひボランティアをしたいと思いました。
話を聴く前は,しっかりした教育,コミュニケーション力がグローバルに生きていくために一番必要で,大切なことだと思っていましたが,講演を聴いて,グローバル社会で活躍するには,仲間や友達を作り,一人一人大切にすることだと感じました。
 また,中学生の頃にあった興味が今の人生につながったと聴いて,小さな頃から,色々なことに興味を持つことが大事だと思いました。
とても話の内容が興味深くて,もっともっと知りたいと思いました。どんなに良い考えやアイディアがあっても,それを行動に変えるのはとても難しい事だと分かりました。これからは,やろうと思いついたことは全力で努力し,行動に変えたいと思います。まずは,身近なボランティアなどから始めて,経験を増やすことが大事だと思います。また,アイディアを実現させるための,努力と苦労。覚悟をして,決めたことはやり通すという強い気持ちを持っていたからこそ,成功できたのだと思いました。私もやることには精一杯取り組み,いつかは世界で活躍したいです。
ODAでは現地の人々の生活を実際に体験して開発の計画を練っているというお話しを伺って,その国に合った開発援助をしていることがすごいと思い,ODAをより身近に感じられるようになった。
今回のお話しを聴いて,始めは小さな小さなつながりでも,試行錯誤を繰り返し,積み重ねていくうちに,日本とその国の間が少しずつ強く結ばれていくことが分かりました。
印象的だったのは,支援を通して現地の人たちとの交流があり相手の文化が知れるのと同時に,絆も深まるということでした。
 アフリカで一人の日本人として会議に参加したり,現地の住民から大臣までたくさんの人と交流したりとなんかすごいことをしていると私は思いました。トラブルも多々あると思いますが,成功したらその時の達成感はすごいものだろうし,その時協力した仲間や交流した現地の人々のことを絶対忘れないと思います。そういう国際協力は楽しそうです。
アフリカの子供たちはこんなに大変な思いをしながらも,人々に学ばせてくれるというのが何とも不思議だった。すごい勢いでアフリカが発展してきているのも,アフリカの人々のあつい心と強い力なのだろうなと感心しました。自分で実際に行ってみないと何が学べるかは分かりません。でも貧しい人だからと言って,人々の心が悪いからケンカばかりして発展していなかったなど,それは絶対に違う。アフリカの人たちはみんな優しくて,学ばせてくれる環境も作ってくれるんだということがよく伝わってきました。
 まずは,小さいことからコツコツ役に立てれば,それだけでも「何も考えない」,「何もやらない」より良いと思いました。
海外に出てセネガルの人たちの体験をして,彼らの気持ちを共に理解するのは大切だなと思った。理解した気になるのではなくて,体験することが大事だと分かった。セネガルの人たちと一緒に話をしたりすることで現地の人たちのことを分かるという考え方がすごいなぁと思いました。また,相手の文化を学び,日本の文化を教えることは難しいと思うけれど,そういうことを伝えることができていてすごいと思いました。
アフリカへ女性一人で働きに行くのは普通の人では絶対にできないと思います。私は今回の講演を聴いて,女性一人でもこんな立派なことができると知り,勇気をもらいました。
今回,私が一番心に残ったキーワードは「信念を持つことが大事」ということです。信念を持って生きると有意義に生きていけるかもと思いました。
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