参加希望 ODA出前講座

第283回ODA出前講座 開催報告
~聖セシリア女子高等学校~

 2015年2月16日(月曜日),聖セシリア女子高等学校に外務省国際協力局国別開発協力第1課の川村真紀課長補佐を講師として派遣しました。今回の出前講座では,同校の3年生70名を対象に「外務省の仕事と日本の国際協力」というテーマで講義を行いました。

講義概要:「外務省の仕事と日本の国際協力」

  • (写真)講義の様子1

参加者からの感想(抜粋)

ただ,外交と言われても漠然としか今までは分からなかったのですが,お話しを聞かせて頂いて,通訳や日本の技術の伝授などの色々な種類のお仕事がたくさんあるのだと分かりました。
 また,日本の素晴らしい技術が海を越えて他国の発展のお役に立っているというのは,まだ仕事についていない私たち学生からしても,日本人として誇らしく感じます。講話を聞いた当日の夜,箱根で使用されていた救急車をODAによって外国に譲るというニュースを耳にしました。遠い国の誰かに喜んでもらうために尽くせるお仕事は素敵だと思います。
軍事的でない人道的な支援は戦争の過ちを教訓に「平和主義」を掲げる国として,ふさわしく素晴らしい行いだと思います。東日本大震災で多くの国々が心を痛めて,援助して下さったこと,本当に心温まるもので,世界が愛の和で繋がっていることを実感いたしました。
私の知らない場所で国と国との繋がりがこんなにも深かったことに驚き,感動しました。
 大学生になって今以上に自由になる時間が増えると思うので,私も積極的に様々な問題,又,サークルなどを通じて国際社会にさらに関心を深めていきたいと思います。
日本は事業の拡大よりも持続的で中身のあるものを目指していて,災害にも迅速に対応出来るということに安心しました。日本の製品や技術に対して私自身も世界に対して自信を持つことができました。貧しい国に対して何かをすることより,貧しい国と豊かな国との貧富の差を小さくすることが大切であることを知りました。
ミャンマーやタイなど発展途上国の内状が分かり良かったです。日本政府の支援について,外務省の方から直々に具体的な話や意見を聞くことができ,ニュースなど世にあふれる情報に惑わされないことが大切と分かりました。
 開発協力大綱を見て思ったことは,日本も同じようなことで悩んでいるんだなということです。社会的弱者への支援や平和・安全への確約などミャンマーと同じように日本も似たようなことで改善を続けているので,より互いに助け合える仲になればいいなと思いました。
今回の講演を伺い,想像していた以上に日本が途上国の支援を行っていること,政府レベルだけでなく技術協力などを通し,現地の人々や生活を直接サポートできていることを知りました。
 川村さんが「タイ語の担当になったことで他の英語やフランス語などを専門としている方々よりも専門性をアピールし易い」とおっしゃっていたのが印象的でした。自分のやりたいことを極めるのも大切だと思いますが,自分で出来る範囲を決めてしまうのではなく,未知なことにも挑戦していこうと改めて思いました。日本以外の国の人たちと関わり,何か事業や支援を進める時,言語・文化・精神風土の違い,また人々の背景にある歴史を理解することが大切だと思うので,川村さんがおっしゃっていたように直接,海外の人とディスカッションをするなど,考え方の土台を築く時間を大切にしようと思います。
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